新型コロナウイルスの影響で中止にする前に…会場の2倍以上の売上を記録!17 Liveのライブ配信実例。

ECのミカタ編集部

株式会社17 Media Japan(本社:東京都港区/代表:小野裕史)は、新型コロナウイルスの影響でイベント等の中止または延期、施設の休園を決めた主催者や施設主を対象にした「ライブ配信に関するサポート窓口」を2月28日より開設した。

ライブコマース事業「HandsUP」が新型コロナウイルスによるイベント中止を救う

ライブ配信アプリ「17 Live(イチナナライブ)」を運営する株式会社17 Media Japanでは、2019年11月よりライブコマース事業「HandsUP」を始動している。

このサービスを利用することで、物販を伴うイベントやショッピング施設などでは、ライブ配信にとどまらず、ライブコマースによるグッズ販売のサポートを受けることが可能だ。

今回の新型コロナウイルスでの国内におけるサポート事例に活用できる取り組みとして、2020年2月14日にライブ配信とライブコマース事業を掛け合わせた施策が実施された。

多くの人々が集まるショッピング施設やライブ会場などといった場所への外出を控え、ウイルスの感染を抑える意識が強まっている中、ライブやショッピングで人々を元気づけたい、といった企業、団体、ブランドの活動を支援できる一つのケーススタディとなるだろう。
※なお本施策は、新型コロナウイルス対策として実施したものではない。

イベント実績

イベント実績

2020年2月14日、アーティストの矢澤壮太による生配信LIVE「矢澤壮太 バレンタインライブ@下北沢」が実施された。

メンバーは人気スリーピース・バンド「back number」のサポートコーラスギターとしても活躍するミュージシャンである矢澤壮太、YouTubeやライブ活動で活躍する「Play.Goose」のメンバーであるワタナベシュウヘイの2名。

ライブ後半の模様のライブ配信とトークショー、ライブコマースによるグッズ販売を行った。

ライブ配信では、当日ライブ会場に参加することができなかった多くのファンも配信ルームに訪れる中、多数のコメントや応援が寄せられそれを受けてトークショーを行うなど、視聴者が遠隔地にいても交流ができるリアルタイムなコミュニケーションが実現した。

配信中にグッズ紹介の時間を20分程設け、「HandsUP」による販売を行った結果、会場での販売と比較して2倍の売上を記録。

視聴者からのコメントでは、
「リアルタイムで質問出来たので安心して買えた」
「通販の画像で見るよりもサイズ感とか大きさが分かりやすくて良い!」
など反響が大きく、サイズ感などを分かりやすく映像で伝えることでグッズの販促としても大きな成果をあげることができた。

最終的に、今回のライブ配信視聴者数は会場参加者数の6倍以上に上り、用意していたオリジナルグッズの物販も予定数を完売した。

新型コロナウイルスの影響という逆境で新たな価値を創出

従来より「Hands UP」は、自社およびアーティストのファンやフォロワーに対して、直接SNSやブログ、ウェブサイトにおいてURLを訴求しながらアピールすることができる「今見る人しか買うことができない」という特別感を生み出している。

昨今の新型コロナウイルスで、ライブイベントの開催ができないアーティストやミュージシャンにとっても、ファンに対してパフォーマンスを届けながら、コメントを通してファン同士でのコミュニケーションも通して一体感を感じることのできるプラットフォームとして利用価値が高まっている。

イベントなどの主催者にとっても、中止により収益が見込めない状況を軽減する措置として、サポートの相談も受けている。

今回のイベントの実施にあたり、出演アーティスト本人のSNSでも事前に告知しており、イベント実施が困難である状況においてもライブ配信の利点を最大限生かせる事例となった。

今後、さらに拡大が見込まれるイベントの中止・延期やアミューズメント・ショッピング施設の休園等といった影響に対して、株式会社17 Media Japanのメインサービスであるライブ配信事業やライブコマース事業、またそれに伴うノウハウやサービスを提供することで、参加者やイベント主催者、施設主が受ける負担を少しでも抑える一助となれるよう、万全なサポート体制のもと支援を続けていく所存だ。


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