EC事業者の未回収リスクを100%保証・請求や債権管理をスムーズに 『NP後払い』と日本ユニシス『CoreCenter for DM』が連携へ

ECのミカタ編集部

株式会社ネットプロテクションズ(所在地:東京都千代田区、代表取締役社長CEO:柴田 紳)は、日本ユニシス株式会社(所在地:東京都江東区、代表取締役社長:平岡 昭良、以下「日本ユニシス」)が提供する次世代フルフィルメントソリューション「CoreCenter for DM」と、クレジットカード不要の後払い決済サービス「NP後払い」において、「NPコネクトプロ」のAPI(完全自動登録)連携を2020年9月1日(火)より開始することを公表した。

後払い×フィルフィルメントシステム

連携開始について公表された「NP後払い」は、業界トップクラスの後払い決済サービスだ。年間流通金額2,500億円、導入企業4万社以上、大手通販利用率64%、年間ユニークユーザーは1,350万人と「日本で10人に1人が使っている決済」にまで成長している。購入者はクレジットカードの情報登録が不要かつ商品受取り後に支払いができることから、はじめて利用するECショップでも安心して買い物を楽しむことができるとしている。また事業者はネットショッピングにおける約20%の後払いニーズを、未回収リスクなく提供できることで売上の向上が期待できる。

一方の「CoreCenter for DM」は「商品企画、発注・仕入、プロモーション、受注(コンタクトセンター含む)、出荷、在庫管理、債権管理、顧客サービス」までの幅広い業務を網羅し、約400のビジネスロジックの機能群を有しているという。これらを部品として最大限活用することで通販事業者のシステム化を効率的に実施するとしている。一般的なシステム構築は開発後のテスト段階で画面の確認が可能になるが、CoreCenter for DMは35年来の経験やノウハウから導き出した次世代型の導入プロセスにより、開始から最短2ヶ月で動く画面による確認が可能になるという。

EC事業者・ユーザー双方に価値ある機能を提供

EC事業者・ユーザー双方に価値ある機能を提供

日本ユニシスが2014年より販売している「CoreCenter for DM」は6年目に突入し、年々機能を拡張・成長し続けているという。ユーザーの購買活動の変化やIT動向の進化に注目し、通販事業者・ユーザーの双方に価値ある機能を提供し続けていくにあたり、今回、次の点に着目して新しいバージョンより「NP後払い」との連携を標準搭載することを決定したそうだ。

◆通販事業者にとって未回収リスクを100%保証できる点や、請求および債権管理業務の作業負荷の軽減に寄与できる点

◆クレジットカードに次いでニーズの高い後払い決済、さらにその中でも業界シェアトップクラスである「NP後払い」と標準連携することで、より多様なユーザーが通販を利用するにあたっての満足度や安心感を担保できる点

通常20万円が無料に

連携にあたってネットプロテクションズ社では次のように述べている

「今回連携を行った『NPコネクトプロ』は、『NP後払い』を利用する際に発生する作業(取引情報の登録、与信結果の取得、配信伝票番号の登録)を自動化します。これによって、『CoreCenter for DM』を利用するEC事業者のさらなる運用負荷の軽減を実現し、EC事業者は『CoreCenter for DM』『NP後払い』をより便利にご活用いただくことが可能となります。

通常『NPコネクトプロ』と連携するためには、EC事業者は初期導入費20万円(税抜)及び月額運用費2万円(税抜)を負担する必要がありますが、今回の自動連携により、『CoreCenter for DM』を利用しているEC事業者は『NPコネクトプロ』を無料でご利用いただけます。当社は、今後も後払い決済システムの提供を通じて、EC事業者やパートナー企業、購入者に真摯に向き合い、便利で快適な商取引の実現に寄与してまいります」

同社も述べているようにEC事業を展開する上において決済手段の充実は売上げ向上を考える上でも重要だ。その中でも後払い決済は近年、特に活用の幅が広がっている。一方でその回収や債権管理業務については一定の負荷が発生することも事実だった。こうした課題に対応する今回の連携は、多くのEC事業者のビジネスを加速させることになりそうだ。


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