【楽天×Shopify】Shopify上で楽天での店舗運営が可能に 楽天市場を新たな販売チャネルに加えて販路の拡大を目指せる

ECのミカタ編集部

楽天株式会社(本社:東京都世田谷区、代表取締役会長兼社長:三木谷 浩史、以下「楽天」)とShopify Inc.(本社:カナダオンタリオ州オタワ、最高経営責任者:Tobias Lütke 読み:トビアス・リュトケ、以下「Shopify」)は、マルチチャネルコマースプラットフォーム「Shopify」(ショッピファイ)を利用する米国と日本のネットショップ(以下「利用店舗」)を対象に、同プラットフォームの管理画面を経由して、楽天の運営するインターネット・ショッピングモール「楽天市場」での店舗運営を可能にするサービスの提供を開始した。

楽天を新たな販売チャネルにできる

「Shopify」は、自社オンラインストア構築・運営や複数EC販売チャネルでの店舗運営を支援するマルチチャネルコマースプラットフォームだ。ECサイト構築や商品登録・在庫管理・受注管理などのオンラインストア運営に必要な機能を基本プランとして提供しているほか、利用店舗は管理画面上にある専用アプリストアから、オンラインモールなど複数のEC販売チャネルとの連携機能をはじめとして、ユーザーと連絡可能なメール機能や、送り状の印字など配送関連の機能、SNS連携機能など、ニーズに応じて必要な機能を追加することができる。

今回、同アプリストアにおいて「楽天市場」での店舗運営に伴う商品登録・在庫管理・受注管理を可能とする「楽天販売チャネルアプリ」のインストールができるようになった。これにより「Shopify」を利用してネットショップを運営している店舗は、より手軽に「楽天市場」を新たな販売チャネルに加え、販路を拡大することができるようになった。

まずは日本・アメリカから提供開始

Shopify社では米国の利用店舗にとっては、「Shopify」を通じて「楽天市場」での店舗運営が可能となったことで、日本でのビジネス展開が容易になると述べている。また「楽天市場」のユーザーにとっては、米国利用店舗の「楽天市場」出店が増えることで、世界の主要ブランドや日本で入手するのが難しい様々な海外商品などを購入できる機会が増える点もメリットとして挙げている。

同社は、初期段階として米国と日本の利用店舗を対象に同サービスを提供し、今後は他の国や地域の利用店舗も対象として同サービスを順次展開していく予定とのことだ。また同サービスは「Shopify」利用店舗であれば、「Shopify」専用アプリストアから「楽天販売チャネルアプリ」をインストールすることができる。実際の利用には「楽天市場」への出店審査が必要だ。また初期設定やトップページの編集など、「Shopify」経由で行うことができない作業もあるので注意が必要だ(一部「楽天市場」の店舗運営システムRMS上から操作する作業がある)。

『楽天×Shopify』がもたらすECの新たな地平

Shopify社ではサービスの提供開始に際して次のように述べている。

「『楽天市場』は、約5万のEC店舗が出店する、日本最大級のインターネット・ショッピングモールです。楽天は、創業より『エンパワーメント』を事業の価値観として掲げ、個性豊かな店舗を楽天がサポートし、店舗の強みを生かす売り場づくりを推進しています。『Shopify』は、専門知識がなくても国内外へのオンライン販売を手軽に始められる、世界で175カ国・100万以上の店舗が利用する、クラウド基盤のマルチチャネルコマースプラットフォームです。

ウェブ、モバイル、ソーシャルメディア、マーケットプレイス、実店舗など複数の販売チャネルを持つオンラインストアの作成やカスタマイズ、在庫連携、売上管理を簡単に行うことができます。2004年の創業からこれまで、『顧客のブランド価値の保護と最大化』を掲げ、企業の持つ個性を生かした店舗運営をサポートする様々なサービスを提供してきました。楽天とShopifyは今後も、EC事業者を支援する取り組みを通じて、ユーザー満足度の向上を図り、より魅力的なお買い物体験の提供を目指してまいります」

同社も述べているように楽天市場は絶大な集客力を誇る日本発のECプラットフォームである点はもはや説明の必要が無いだろう。それと世界トップクラスのECショップ構築運営プラットフォームであるShopifyの連携は、事件とも言える。今後、日米だけでなくEC先進地域であり大消費地であるアジアなど各国への対応も期待される。両社の連携はECの未来に新たな地平をもたらすことになりそうだ。


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