【初月無料化】中古品の越境EC支援のため『タロスPOS』の連携をした店舗の『ZenPlus』初月手数料を無料に
海外越境ECプラットフォーム「ZenPlus」は中古品販売店の更なる出店とEC販売支援のため、POSレジシステム「タロスPOS」の連携をした店舗の「ZenPlus」初月手数料を無料にすることを公表した。
日本の中古品は越境ECでも人気
海外越境ECプラットフォーム「ZenPlus」は中古品販売店の更なる出店とEC販売支援のため、POSレジシステム「タロスPOS」の連携をした店舗の「ZenPlus」初月手数料を無料にすることを公表した。2021年に東京オリンピック、2025年に大阪万博が開催予定であり、新型コロナウイルスによる感染拡大を乗り越えた上でのインバウンド需要の復活に期待がかかるところだ。
そうした中で海外越境ECプラットフォーム「ZenPlus」は、出店審査や初期費用がなく海外発送の代行など様々なサポートを行っているため、国内取引のような感覚で商品を世界に向けて販売することができる点でアドバンテージがある。年々出店数が伸び、現在約800ショップが出店中だ。
出店者には楽天市場やYahoo!ショッピングなどでも店舗を持っている事業者がおり、「ZenPlus」は在庫の一元管理が可能な在庫管理システムの連携を実現。連携しているシステムの1つである「タロスPOS」は中古ビジネスの在庫管理に特化しており、多彩な買取機能と各業種に適した管理システムを実装している。
サービスの特徴
◆タロスPOSについて
シーエスアークテクト株式会社が運営するPOSレジシステムを主軸に小売店運営を強化する「クラウド型ビジネスプラットフォーム」(タロスプラットフォーム)の1つ。「タロスPOS」はリサイクル業界や買取に最適な、Web連携を得意とした本格的ハイスペックPOSレジだ。パッケージでありながらカスタマイズに特化しており、低コストで導入・運用が可能となっている。
◆ZenPlusについて
海外向け購入代行サービスで世界135ヶ国に発送実績を持つゼンマーケット株式会社が運営する海外越境ECプラットフォームだ。これまでハードルの高かった海外販売を身近にするため、初期費用、月額費用が一切かからず、手数料は出品者の売上金額の10%のみで簡単・シンプルな販売システムが特徴。また海外購入者からの問い合わせは在籍スタッフが日本語へ翻訳するため出店者は外国語の使用が不要となっている。現在10ヶ国語に対応(英語、ロシア語、フランス語、スペイン語、ウクライナ語、中国語(簡体字/繫体字)、マレーシア語、ベトナム語)しており、全世界へ販売が可能だ。
中古品販売店のEC販売を支援
同社では今回の施策実施の背景として次のように述べている。
「質の高い日本商品は海外において人気が高く、それは中古品であっても同様で、特に中古の釣り具やブランド品、時計は『ZenPlus』で売れ筋商品となっています。『ZenPlus』は中古品販売店の更なる出店を目指し、また複数店舗を持っている中古品販売店のEC販売支援のため、『タロスPOS』を使用し『ZenPlus』の在庫管理連携した店舗の連携した初月の『ZenPlus』手数料を無料とすることにしました」
国内EC市場においてリユース分野は一大成長カテゴリとなっている。それは越境ECにおいても言え、同社が述べているように品質の高い日本のリユース品には熱い視線が注がれている。新型コロナウイルスによる感染拡大下にあって、インバウンド需要は落ち込んでいるが、EC市場はむしろリアル店舗での売り上げを吸い上げる形で活気を帯びている。
感染拡大との戦いが中長期戦になることが言われる中で、その収束を見据えた備えは重要だ。今回の同社の施策によって、今からリユース品の越境ECが後押しされることになり、同分野でのビジネスを志す事業者にとっては朗報ともなりそうだ。