スマホで商品を体験できる objcts.ioがShopifyのAR機能を活用した『AR Showrooming』の提供を開始

ECのミカタ編集部

「objcts.io(オブジェクツアイオー)」は、ECプラットフォーム「Shopify」のAR機能を活用したAR Showroomingを開始する。

FRACTAが協力

「objcts.io」は、ショールームに来店できない状況で製品の購入を検討しているユーザーに向けて、ECプラットフォーム「Shopify」のAR機能を活用したAR Showroomingを開始する。ブランディングエージェンシー「FRACTA(フラクタ)」協力のもと3Dモデリングを行い、定番バックパックおよびスマートトートの商品ページに3D/ARの表示を導入。商品ページに設置した3Dモデルでは、様々な角度から製品を閲覧することができ、従来の画像だけでは難しかった製品の全体像の直感的な理解に役立つという。

商品を直感的に理解できる

商品を直感的に理解できる

3Dモデルは、商品ページ内に設置された3Dモデルを操作することで、様々な角度から製品を見ることが可能だ。3Dモデルによって従来の画像だけでは難しかった商品全体像の直感的な理解に役立つ。

iOS 12以降のSafariまたはARCoreに対応したAndroidにて商品ページからシームレスにARで製品をプレビューすることが可能になっている。AR Showroomingを通じて、自宅にいながら製品の全体像やサイズ感をより詳細にイメージできるようサポートし、オンラインでの充実したショッピング体験の提供が可能となっている。

コロナ禍で加速するAR活用

同社では、サービスの提供開始に際して次のように述べている。

「新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、緊急事態宣言が発令され、不要不急の外出を自粛する日々が続いております。objcts.ioも、お客様やスタッフの安全を最優先し、3月よりショールームを臨時休業しています。ショールームにて実際に製品をご覧いただけない状況で、安心して外出できる日に向けて製品の購入を検討されているお客様に、より充実したオンラインでのショッピング体験をお届けしたい。そんな想いから、ECプラットフォーム『Shopify』のAR機能を活用し、ご自宅でスマートフォンからシームレスに製品を体験できるAR Showroomingを開始します。ブランディングエージェンシー『FRACTA』協力のもと3Dモデリングを行い、定番バックパック、スマートトートの商品ページ内に3D/ARの表示を導入。従来の製品画像だけでは伝わりづらかった製品の全体像やサイズ感をお伝えし、より詳細に製品をイメージできるようサポートいたします」

「巣ごもり消費」がもたらすECでの購入増加はコロナ禍がもたらす生活変化の顕著な一面だが、AR技術がそこでも威力を発揮することになる。ECにおけるARソリューションは各社からさまざまなものが提供されており、これまでも着実に同技術は実用レベルで浸透してきていたが、新型コロナウイルスによる感染拡大によって、人と人との接触が避けられる中で、ニーズが一気に高まっているのだ。今回の新サービスはECショップ構築市場のリーディング企業であるShopifyの技術が応用され、FRACTAが協力することにより、よりECでの利用にフィットしたソリューションとなりそうだ。

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