EC購入で多いのは「食料品・飲料・アルコール・衣料品」 マイボイスコムが『オンラインショッピングの利用に関するインターネット調査』を実施

ECのミカタ編集部

マイボイスコム株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長:高井和久)は、インターネット調査を中心に提供している伊藤忠グループのリサーチ会社だ。同社は今回、16回目となる『オンラインショッピングの利用』に関するインターネット調査を2020年4月1日~5日に実施し、10,280件の回答を集め、その結果を公表した。ここではその概要についてポイントを絞って見ていく。

調査概要

【調査対象】「MyVoice」のアンケートモニター
【調査方法】インターネット調査(ネットリサーチ)
【調査時期】2020年04月01日~04月05日
【回答者数】10,280名
【設問数】7~9問(テーマによって異なる)
【属性情報】32項目
【調査機関】マイボイスコム株式会社

進むスマホからのEC利用

進むスマホからのEC利用

通信販売を利用したことがある人は92.3%で、直近1年以内に利用した申し込み手段は(複数回答)、「インターネット(パソコン)」が利用経験者の84.2%となった。「インターネット(スマートフォン)」は38.5%で過去調査と比べて増加している。女性や若年層で比率が高く10~30代で6~7割、50代で4割、60・70代で2割だった。

また直近1年間に携帯電話・スマートフォンでオンラインショッピングを利用した人のうち、10回以上利用した人は35%で過去調査と比べて増加傾向で、女性10~40代では4割を超える。また直近1年間にパソコンでオンラインショッピングを利用した人のうち、10回以上利用した人は5割弱で40・50代では各50%台となった。

EC購入で多いのは「食料品・飲料・アルコール・衣料品」

EC購入で多いのは「食料品・飲料・アルコール・衣料品」

直近1年間に購入したものは(複数回答)、「食料品、飲料、アルコール」「衣料品」が各4割強、「靴・バックなど衣類小物、装飾品など」「書籍・雑誌」「生活用品」が各3割弱だった。パソコンで購入したものと比べて、「家電製品、AV機器・カメラ、携帯電話、スマートフォン」「パソコンなどコンピュータ関連機器」の順位は低く、「靴・バックなど衣類小物、装飾品など」の順位は高くなっている。

店頭でなくECで購入する理由は?

直近1年間のオンラインショッピング利用者が、店頭ではなくオンラインショッピングで購入する場面は(複数回答)、「価格が安い」が64.0%、「たまったポイントで商品が買える」が46.4%、「クーポンやキャンペーンなどがある」「配送料が割安」「店頭に欲しい商品がない」「持ち帰りしにくいものを購入する」が3割前後だった。女性では「クーポンやキャンペーンなどがある」「持ち帰りしにくいものを購入する」「店舗に行けない・行きたくない」の比率が高くなっている。

また直近1年間のオンラインショッピング利用者にショッピングサイト利用時の重視点を聞いたところ(複数回答)、「送料が安い・無料」「商品価格」「豊富な品揃え」が6~7割で上位3位だった。「割引サービス、キャンペーンなどが充実している」「クチコミ・レビューが見られる/書き込める」「欲しい商品の検索がしやすい」は女性で比率が高くなっている。

まとめ

調査結果にあるように直近1年間に携帯電話・スマートフォンでオンラインショッピングを利用した人のうち、10回以上利用した人は35%で過去調査と比べて増加傾向にあった。

また直近1年間に携帯電話・スマートフォンのオンラインショッピングで購入したものは、「食料品、飲料、アルコール」「衣料品」が利用者の各4割強、「衣類小物、装飾品」「書籍・雑誌」「生活用品」が各3割弱。「衣類小物、装飾品」はパソコンでの順位より上位となった。

スマホからのEC利用の増加や、食品や生活必需品、重量のあるものをECで購入する流れは近年のトレンドとなっているが、今回の調査でもその流れがさらに進んでいることが浮き彫りとなったようだ。

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