不正注文の件数が80%以上削減の例も 『売れるネット広告つくーる』に『O-PLUX』と連携した「不正/いたずら注文防止」機能を追加

ECのミカタ編集部

売れるネット広告社が提供するクラウドサービス『売れるネット広告つくーる』と、かっこが提供する『O-PLUX』が連携することで、新たに「不正/いたずら注文防止」機能が追加された。同社ではD2C支援に特化したクラウドサービスに「不正/いたずら注文防止」機能が導入されるのは、日本初としている。

ユーザーは無料で利用できる

今回『売れるネット広告つくーる』に追加された「不正/いたずら注文防止」機能は、アフィリエイトのポイントを不正に取得したり、初回限定品を同一人物が何度も注文したりする「不正/いたずら注文」への対策ができる機能だ。『売れるネット広告つくーる』を利用中のクライアントであれば、無料(追加費用なし)で使える。

『売れるネット広告つくーる』に追加された「不正/いたずら注文防止」機能は、かっこ社が提供するオンライン上での不正検知サービス『O-PLUX』と連携したものだという。アフィリエイトのポイントを不正に取得したり、初回限定品を同一人物が何度も注文したりする「不正/いたずら注文」への対策が可能だ。

また『O-PLUX』は、オンラインでのクレジットカード決済におけるチャージバック/なりすましや代金引換注文での受取拒否、後払い決済での未払い、悪質転売といった被害を防ぐ不正検知サービスだ。今回、特に『売れるネット広告つくーる』クライアントから要望の多かった「転売防止対策」として活用してもらうことで、D2Cビジネスを展開する事業者の利益を保護するとしている。

不正注文とみられる件数が80%以上削減の例も

不正注文とみられる件数が80%以上削減の例も

『売れるネット広告つくーる』での「不正/いたずら注文」検知の流れは次の通りだ。申込完了前に「OK」、「REVIEW」、「NG」の3種類で審査結果が判別される。審査結果が「OK」の場合はそのまま受注されるが、それ以外の審査結果(「REVIEW」、「NG」)については、「受注する」「受注しない」を選択することができる。

不正取引と判断した受注データは、受注データ管理からブラック登録し、再び申込めないようにすることも可能だ。「不正/いたずら注文防止」機能が追加されても、画面遷移はこれまでと変わらないため、コンバージョン率が下がることはないとしている。

かっこ社が提供する『O-PLUX』を導入している化粧品と健康食品を扱うA社では、導入初月の被害率(全注文件数のうち、不正検知サービスでNG判定した件数の割合)が5%であったのが、導入6ヵ月目には1%未満に改善されたという。

つまり、『O-PLUX』導入により、不正注文とみられる注文件数が80%以上削減できた(不正被害を未然に防げた)ことになる。こうした『O-PLUX』の有効性を踏まえ、『売れるネット広告つくーる』クライアントの利益を守り、安心して広告出稿をうながすために、「不正/いたずら注文防止」機能を追加することとなったのだ。

不正をテクノロジーで防ぐ

不正をテクノロジーで防ぐ

導入に際して、売れるネット広告社 代表取締役社長 CEO加藤公一レオ氏は次のコメントを出している。

「コロナショックによる在宅時間の増加に伴い、多くの通販会社の売上が伸びていますが、その分『不正/いたずら注文』のリスクも拡大しています。『不正/いたずら注文』が多発すると、それ自体が通販会社にとって経済的損失になるのはもちろんのこと、『不正/いたずら注文』のリスクを懸念して攻めの広告出稿をしにくくなっているクライアントも存在します。攻めの広告出稿をすればもっと売上を上げられるのに、その機会を逃してしまうという意味でも、『不正/いたずら注文』による通販会社へのマイナス影響は計り知れません。

直接的な損失を防ぐのはもちろん、攻めの広告出稿を控えることによる機会損失をなくすためにも、『O-PLUX』と連携した『不正/いたずら注文防止』機能の追加を決めました。現在『売れるネット広告つくーる』をご利用のクライアントはもちろん、『不正/いたずら注文』に悩んでいる世の中の単品通販会社にも「不正/いたずら注文」機能搭載の『売れるネット広告つくーる』をご利用いただき、売上と利益の拡大につなげていただきたいと思っております。売れるネット広告社とかっこは、これからも通販会社の利便性向上、売上アップに向けたサービスを展開し、事業の成長に貢献できるよう取り組んでまいります」

ECや通販においは、誰もが時間や場所に関係なく利用できる一方、「不正/いたずら注文」が後を絶たず、通販会社の利益が大きく損なわれている。最近では、新型コロナウイルスの感染拡大によりEC利用が増大している一方で、不正注文も増加傾向にあるようだ。こうした課題に対応する同社のソリューションは、今後もさらに活躍の場を広げることになりそうだ、

ECのミカタ通信19号はこちらから


記者プロフィール

ECのミカタ編集部

ECのミカタ編集部。
素敵なJ-POP流れるオフィスにタイピング音をひたすら響かせる。
日々、EC業界に貢献すべく勉強と努力を惜しまないアツいライターや記者が集う場所。

ECのミカタ編集部 の執筆記事