CTR約1.15倍、広告配信量約1.51倍に セプテーニが、より確度の高い広告テキストが制作できる『Odd-AI for Search』を開発、運用を開始

ECのミカタ編集部

株式会社セプテーニは、「Odd-AI for Search(オッド アイ フォー サーチ)」を開発し、運用を開始した。

より確度の高い広告テキストが制作可能に

株式会社セプテーニ(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:清水 雄介、以下「セプテーニ」)は、この度、AIによる広告効果予測を活用し、検索連動型広告テキストを制作するソリューションツール「Odd-AI for Search(オッド アイ フォー サーチ)」を開発し、運用を開始した。

セプテーニでは同ツールにより、推定クリック率の高い広告テキストを優先的に配信することが可能になるとともに、人による仮説設計とAIによる定量分析を掛け合わせることで、より確度の高い広告テキストを制作することができるとしている。

CTRは約1.15倍、広告配信量は約1.51倍に

CTRは約1.15倍、広告配信量は約1.51倍に

セプテーニでは、これまでも東京大学 大学院情報理工学系研究科 山崎俊彦准教授の研究室との共同研究により、過去の膨大な運用型広告の配信実績をもとに、ディープラーニングを活用し広告クリエイティブのCTR(Click Through Rate:クリック率)を事前に予測し、CTRに起因する要素を可視化する要因解析機能を搭載した広告クリエイティブソリューションツール「Odd-AI」を運用してきた。

この技術を活用し、今回、新たに検索連動型広告テキストに特化し、精度の高い効果予測機能を搭載した「Odd-AI for Search」を開発したのだ。今回、実施された先行テストでは、通常の制作プロセスによる広告テキストと、「Odd-AI for Search」を活用し制作した広告テキストを比較検証した結果、CTRは約1.15倍、広告配信量は約1.51倍になったという。

「広告の品質」を高めることが重要

同社ではツール開発の背景として次のように述べている。

「検索連動型広告では、広告効果を最大化するために、広告の推定クリック率や広告と検索クエリとの関連性、ランディングページの品質といった要素からなる『広告の品質』を高めることが重要とされています。しかしながら数億を超える膨大な検索クエリに対して、人力で常に品質の高い広告を制作し続けるのは困難になっているという課題がありました」

今回のツール提供により、そうした課題に対応したことになる。セプテーニでは今後も、より効率的な広告運用を目指し、質の高いマーケティング手法の開発・提供により、企業のマーケティング活動における課題解決を図っていくとしており、さらなる成果にも期待がかかるところだ。

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