TVCM効果分析ツール『マゼラン』を提供するサイカ社が、総額12.1億円の資金調達を実施

ECのミカタ編集部

株式会社サイカは、総額12.1億円の資金調達を完了した。これにより、累積資金調達額は21.6億円となる。

人員強化および新規事業開発に投入

株式会社サイカ(本社:東京都千代田区、代表取締役CEO:平尾 喜昭、以下 サイカ)は、DNX Venturesと、三井住友トラスト・インベストメント株式会社が運営するジャパン・コインベスト3号投資事業有限責任組合、株式会社NTTドコモ・ベンチャーズ、およびセールスフォース・ドットコムの投資部門であるSalesforce Venturesを引き受け先として総額12.1億円の資金調達を完了した。

これにより、累積資金調達額は21.6億円となる。また、事業成長に伴い今後さらに会社として高い目標を目指していくために、コーポレートブランドを刷新した。

サイカが提供する「XICA magellan(以下 マゼラン)」は、売上などの事業成果への効果を測ることが一般的に難しいとされるテレビCMなどのオフライン広告も含めて、あらゆる広告施策の効果を統合的に分析・可視化することで、企業のマーケティング投資の最適化を支援する広告効果分析ツールだ。

今回の資金調達をうけ、サイカが提供するソリューションをMMM領域のデファクトスタンダードにしていくために開発部門・事業部門の人員強化および新規事業開発を行っていくとしている。

コーポレートブランドを刷新

また、マゼラン事業の成長に伴い、今後「MMM領域のデファクトスタンダード」という従来よりも高い目標を目指していくにあたり、サイカのビジョン、ミッション、およびコーポレートロゴを刷新している。

◆新ビジョン

才能開花に満ちた公正な世界をつくる

◆新ミッション

データ分析を民主化し、マーケティングの適正評価を民主化する

◆コーポレートブランド刷新の背景

これまでサイカは、広告を適正評価する分析ソリューションを提供することで、広告主企業のマーケティング戦略を最適化し、またその過程で、広告媒体が企業の事業成果に与える効果を証明してきた。

今後、マゼランをMMM領域のデファクトスタンダードにすることで、広告主企業は自社が生み出した製品・サービスをより多くの消費者に届けることができるように、広告媒体を提供する企業は広告媒体の価値を高めるためのコンテンツにより多くの投資をできるようにしていきたいとしている。

そこで、今回コーポレートブランドを刷新し、サイカの事業を通して、製品・サービス、コンテンツを作る企業が生み出す価値が最大化される世界を作っていきたいという思いを「才能開花に満ちた公正な世界をつくる」というビジョンに込めたそうだ。

ビジョンの実現に向けて今後サイカが行っていくことは、創業時から変わらず、これまで一部の専門家しか扱うことができなかった高度な分析手法を誰もが扱うことができるようになる仕組みを提供していくことだという。そのため、ミッションを「データ分析を民主化し、マーケティングの適正評価を民主化する」としている。

新しいコーポレートロゴは、ロゴマークがサイカのアイデンティティである「才能開花」を表しており、座標軸やグラフから構成されるロゴタイプがサイカのコアとなるケイパビリティである「データ」や「分析」を想起させるデザインになっている。

資金調達に関するコメント

株式会社サイカ 代表取締役CEO 平尾 喜昭氏

「この度、これまでもサイカと共に走ってきてくださった既存投資家のDNX Ventures、株式会社NTTドコモ・ベンチャーズ、Salesforce Ventures、そして新たな投資家としてジャパン・コインべスト3号投資事業有限責任組合より、総額12.1億円の投資を行っていただきました。サイカのこれまでの成長を評価していただいたことを大変嬉しく思うとともに、これからの成長に期待を寄せてくださったことに心から御礼を申し上げます。

そして、日頃よりマゼランをご活用いただいているお客様、これまでの成長を支えてくれた会社の仲間にも深く感謝しております。今回のラウンドで投資していただいた資金は、すでに国内No.1となっているマゼランを統合分析市場におけるデファクトスタンダードとするためのプロダクトおよび事業の強化に活用させていただきます。

また、サイカのソリューションを市場のデファクトスタンダードにするという、より高い目標を全社一丸となって目指していくために、コーポレートブランドもこのタイミングで刷新いたしました。新型コロナウイルスの感染拡大を契機に業界全体がDXの必要に迫られている中で、広告効果分析における『あるべき姿』を定義し、業界をリードしてまいります」

DNX Ventures Managing Partner 倉林 陽氏

「XICAはマーケティング・ミックス・モデリングを用いて広告効果を正しく測り、最適な広告予算配分を算出するソリューション『マゼラン』を大手広告主向けに提供し、業界のマーケティングのデジタル化を推進し大きな成長を遂げてきました。今回の大型調達で獲得した資金を活用し、今後も新たな機能、新規事業を展開し、XICAは益々進化していきます。日本のマーケティングのデジタル化を牽引し、更なる革新をしてくれることを期待しております」

ジャパン・コインべスト3号投資事業有限責任組合/三井住友トラスト・インベストメント株式会社 Director David Seu 氏

「ポストコロナのニューノーマル時代においては、マーケティング活動の拡大とDXによる効果測定はこれからますます成長していく分野であり、サイカの革新的な手法は日本経済の復活に大いに貢献すると確信しています」

株式会社NTTドコモ・ベンチャーズ 代表取締役社長 稲川 尚之氏

「企業にとって、データ活用とマーケティングの高度化はますます重要な取組みとなっています。データサイエンスを軸に意思決定を支援するマゼランは、単なる分析ツールではなく企業の変革を推進する強力なパートナーです。市場を牽引するサイカ社と、NTTグループとして引き続きご一緒できることを大変嬉しく思っております」

株式会社セールスフォース・ドットコム Salesforce Ventures 執行役員 日本代表 浅田 賢氏

「サイカに追加出資を通じて引き続きご支援できることを嬉しく思います。これまでは効果の可視化が難しかったテレビCMやオフライン広告の効果測定を可能とするマゼランは、新しい生活様式・ビジネス環境に於いてますます重要なツールとなると考えており、サイカのお客様に引き続き高い価値を提供していくものと期待しています」

サイカは、“データ分析を民主化し、マーケティングの適正評価を民主化する”というミッションのもと、2012年の創業以来、統計分析システムの企画・開発・提供分野において急成長を続けているITプロダクト開発企業として存在感を示してきた。

創業当時より「分析のプロ」ではなく「現場のプロ」であるビジネスパーソンをユーザー対象としており、その独自戦略のもとに鍛え上げられた、プロダクトの操作性と直観性が高く評価されている。その同社は、今回の資金調達によって、彼らのフィロソフィーとビジネスの価値を、さらに高めることになりそうだ。

ECのミカタ通信19号はこちらから


記者プロフィール

ECのミカタ編集部

ECのミカタ編集部。
素敵なJ-POP流れるオフィスにタイピング音をひたすら響かせる。
日々、EC業界に貢献すべく勉強と努力を惜しまないアツいライターや記者が集う場所。

ECのミカタ編集部 の執筆記事