広告出稿に最適な媒体選びを支援 広告主向けメディアプランニング用途にカスタマイズしたレポートをニールセンデジタルが提供開始
ニールセンデジタル社はニールセンデジタルコンテンツ視聴率(Nielsen Digital Content Ratings、以下DCR)で提供するPCとモバイルを横断したデジタルメディアデータを、広告主向けメディアプランニング用途にカスタマイズしたレポートの提供を開始した。
メディアパワーを比較可能
今回、同社は広告主がキャンペーンターゲットを設定し、デジタル広告の出稿計画を作成する際に有用な、デジタル媒体のジャンル別のメディアパワーを比較可能にする「ジャンル別デジタルメディアデータパッケージレポート」の提供を開始した。
ニールセン デジタルコンテンツ視聴率(DCR)は、すべての主要なデジタルデバイスやプラットフォームにわたって、ネットユーザーのデジタルメディア視聴を包括的に測定することで、複雑なマルチプラットフォーム、マルチデバイス、分散視聴環境に対応し、透明性を担保した第三者が計測する「人」ベースのリーチ計測で、公平な媒体評価、メディアプランニングのための標準指標を提供している。
広告主向けの「ジャンル別デジタルメディアデータパッケージレポート」は、デジタル媒体への出稿時におけるターゲット戦略実行を容易にするために、細分化された媒体のジャンル別の各デジタル媒体の月間視聴者数、リーチ%、平均フリークエンシー、GRP、性年齢別の視聴者構成比などを一覧で参照することができるという。
同一ジャンル内の媒体におけるリーチ力を横並びで比較できる他、広告のターゲットである視聴者がどの媒体にいるのかを直感的に把握することができるので、GRPの大きな媒体を選定することはもちろん、自社が広告の目的とするターゲットリーチの高い媒体を選定することも可能だとしている。
レポート概要
「ジャンル別デジタルメディアデータパッケージレポート」は、広告主が必要とする媒体ジャンルごとの購入が可能とのことだ。データは4半期ごとに更新され、年間を通じての購入のほか、単体での購入もできる。また、パッケージレポートのオプションとして、広告主が必要とするデータを個別集計、提供するカスタマイズサービスも同時に開始するという。
◆「ジャンル別デジタルメディアパッケージレポート」の媒体ジャンル例
-ポータル
-ソーシャルメディア
-動画配信
-テレビ局
-新聞社
-スポーツ新聞
-スポーツ
-キュレーション
-ビジネスニュース
-ITビジネスニュース
-女性
-ライフスタイル
-スポーツ
-エンターティンメント
-ゲーム
-車
-タウン情報
-トラベル
-EC(ショッピング) など
◆価格
5ジャンルまで1レポート当たり300,000円(税別)、以降追加1ジャンルに付き50,000円(税別)、年間契約金額については同社へ要問合せ。
◆「ジャンル別デジタルメディアパッケージレポート」レポート例
[レポートの内容]
1)主要指標による媒体別視聴状況/性年齢別視聴者数一覧
2)性年齢別視聴者構成比
3)プラットフォーム別視聴者構成比(PC、モバイル、PC&モバイル)
4)媒体ポジショニングマップ(視聴者数/視聴時間/フリークエンシー)
Facebookのデーターベースを活用
ニールセン デジタルコンテンツ視聴率は、デジタル媒体の全てのコンテンツを、PC、モバイル、タブレット、およびOTTなどの全てのデバイスを横断して計測し、デジタルコンテンツ全体の視聴者のメディア接触と消費量を包括的に把握することを可能にする。
媒体社はこのサービスを使うことで、デジタルメディアの消費状況全体を把握でき、広告販売における透明性のあるデータの開示や競争力のある広告メニューの開発をおこなえ、広告主、広告会社は広告購入における適切な予算配分計画策定に寄与する。ニールセン デジタルコンテンツ視聴率の日本でのサービス提供は、世界最大のソーシャルネットワーキング・サービス、フェイスブック社とのパートナーシップによって実現したという。
同社では、日本で2,800万人の登録者数を誇るフェイスブックの巨大なユーザー・データベースをパネルと見立て、その情報とニールセンの持つ市場代表性の高いオンライン・パネルの情報とを複合的に組み合わせることにより、日本のデジタルメディアの視聴状況を性別、年齢層別に把握することが可能となるとしている。日次データは3日後にはオンラインのインターフェイス上に表示され、顧客企業はデジタルメディアの利用状況をすばやく知ることができる点もアドバンテージとなり、EC事業者にとっても、出稿先を選定する際に活用することができそうだ。