オルビスの対中国市場施策で成果 アライドアーキテクツ『BoJapan』によってキャンペーン当選者の約10%が商品を購入

ECのミカタ編集部

ソーシャルテクノロジーによる生活者マーケティングの実現を支援するアライドアーキテクツ株式会社(東京都渋谷区、代表取締役CEO:中村壮秀、証券コード:6081)は、ビューティーブランドを展開するオルビス株式会社(東京都品川区、代表取締役社長:小林琢磨、以下オルビス)に、在日中国人による越境プロモーション支援サービス「BoJapan」を提供した。

それにより複数回のキャンペーン実施により在日中国人女性コミュニティ内での話題化や自発的な商品購入を実現したという。

在日中国人ファン形成を企図

ビューティーブランドであるオルビスは、既に中国向け自社ECサイトや中国の大手ECモールである天猫、京東に旗艦店も開設し、中国向けに販売を実施してきたが、認知・売上拡大という点で課題を抱えていたという。そこで日本で実施できる効果的なプロモーション施策を模索してきたのだ。具体的には中国SNSへの口コミ創出を行ない中国国内で話題化させるため、まずは商品の在日中国人ファン形成を企図したという。

そこで、同社が独自に構築する日本最大級の在日中国人女性コミュニティのメンバーに対して商品サンプリングを実施することによって得られる、中国SNS上への口コミ創出、在日中国人女性の間での話題化、アンケートでの中国人への商品の訴求方法の確認、ECサイト等への口コミの二次活用という様々な効果に注目し、BoJapan実施に至ったとのことだ。

BoJapan成功のポイント

そこで、中国向けの認知・売上拡大という課題を抱える「オルビスユー」「ディフェンセラ」「サンスクリーン(R)」を対象商品とし、サンプリングキャンペーンが6回実施された。複数回に渡り様々な商品でサンプリングキャンペーンを実施することで、コミュニティ内では「オルビス」というブランド自体が話題となり、ブランドや商品に対して熱量の高い状態を形成することができたという。

中でも、全6回中、2回サンプリングキャンペーンを実施した「ディフェンセラ」では、キャンペーン当選者のうち10%を2回のキャンペーンどちらも当選させることで飲用期間を長く設定し、長期的に商品を飲用した際の口コミの創出も狙ったキャンペーン設計を行なったそうだ。同社によれば、複数回のキャンペーン実施では、このような設計を行なうことで、より多くの訴求ポイントをアピールすることができる幅広いバリエーションの口コミを創出させることが可能だとしている。

さらに「オルビス」というブランド自体がコミュニティ内で既に話題になっていたこともあり、「ディフェンセラ」のキャンペーン応募者は、サンプリング予定数に対して1回目が約3.1倍、2回目も2.1倍となり、注目を集めていた。その結果、中国主要SNS(Weibo、WeChat、小紅書、抖音)において、17日間で約380件の口コミを創出、さらに創出された口コミ、コミュニティ内で話題化されたことによる会話の盛り上がりから商品が注目され、キャンペーン当選者以外のコミュニティメンバーも含んだ、キャンペーン当選者の約10%にあたる17名が自発的に商品を購入し、合計50個の販売を実現したのだ。

コミュニティの質の高さに驚き

オルビス株式会社海外戦略本部海外戦略グループ 西村拓朗氏からは、次のようなコメントが出されている。

「日本以上に口コミが重要視される中国事業拡大に向けた取り組みを日本から検討する中で、在日中国人の方からの口コミを狙える可能性のあるアライドアーキテクツ様との取り組み施策は非常に魅力的に映り、継続的に取り組みを進めさせて頂く事になりました。

アライドアーキテクツ様のオペレーションも非常にスムーズで工数負担を感じることがなかったことに加え、情報発信を狙った施策であったのに商品を購入くださる方までいらっしゃり、コミュニティの質の高さに驚きました。今後も中国事業は成長ドライブの中心にあり続けるため、様々な情報発信の可能性を共に探っていければと思います」

越境ECでは、対象となる国や地域において、いかに的確に情報を発信するかは、ブランド形成や価値向上の上からも重要なポイントだ。今回、在日中国人というセグメントにフォーカスし、緻密な施策設計により確かな成果が上がったことになる。近年特に在日中国人がSNSなどを通して本国向けに発する情報の影響力は注目されており、各種の施策を構築する上でも、多くの示唆がもたらされていると言えるだろう。

ECのミカタ通信20号はこちらから


記者プロフィール

ECのミカタ編集部

ECのミカタ編集部。
素敵なJ-POP流れるオフィスにタイピング音をひたすら響かせる。
日々、EC業界に貢献すべく勉強と努力を惜しまないアツいライターや記者が集う場所。

ECのミカタ編集部 の執筆記事