サブスク利用経験ありは8割にのぼる ランク王がサブスクに対するイメージ調査を実施

ECのミカタ編集部

クルーズ株式会社の100%子会社であるランク王株式会社が提供するメディア事業『ランク王』は、「年々利用者数が拡大しているサブスクリプションサービスに関する調査」を実施し、内容を公開した。ここではその概要について、ポイントを絞って見て行く。

調査概要

調査日程:2020年9月10日 〜 2020年9月17日
調査方法:インターネット
調査人数:1,000名

同社では調査実施の背景として次のように述べている。

「年々利用者数が拡大しているサブスクに人々はどのようなイメージを持っているのでしょうか。サブスクという言葉は最近よく聞くけど実際のところどんなものなのかよく知らない...という人がいる一方で、様々なサブスクを使い分けて楽しんでいるなんて人もいるでしょう。サブスクの一つであるNetflix限定で配信している作品が話題を呼ぶこともあり、今やサブスクは特に若者を中心に、生活の一部となっています。そこで今回『ランク王』ではサブスクの浸透率や利用者率、人々が実際に感じているサブスクに対する『メリット・デメリット』を明らかにするべく、1,000人に向けてアンケートを実施しました」

「サブスク」言葉として知っているは95%

「サブスク」言葉として知っているは95%

調査の結果、「サブスクリプションサービス」という言葉を知っている人は全体の9.5割に上ることが判明し、サブスクというサービス自体への認知度の高さが垣間見えたようだ。また、その中でサブスクを実際に使ったことがあるか?という質問をしたところ、7.7割の人が「一度は利用したことがある」と回答した。

年齢層では、10代では8.9割、20代では8.2割もの利用者がいることが分かり、サブスクは特に若い世代の中で愛用されていることが判明した。最近ではサブスクの一つであるVODサービスで限定配信されている作品などもあり、サブスクへのニーズはさらに増加することが見込まれるとしている。

サブスクを使い始めたきっかけと利用しているジャンル

サブスクを使い始めたきっかけと利用しているジャンル

次に人々は何をきっかけにサブスクの利用を始めようと思ったのか調査された。多く見受けられた意見として 「気になる作品や好きなアーティストの音楽を気兼ねなく楽しみたいから」というものがあった。また中には、新型コロナウィルスによる自粛期間で時間が余ったことでサブスクに興味を持ち始めたとの回答もあった。

アンケートの回答者の約8割が利用しているサブスクでは、実際どのジャンルのサービスが1番使われているのか明らかされた。最も多く、利用者の過半数を占めたのはNetflixやHuluで有名なVODと呼ばれる動画配信サービス、続いてSpotifyやApple Musicなどの音楽配信サービスが約2割、電子書籍読み放題サービスが約1割という結果になった。その他にも、最近サービスの幅が増えてきた食品系サブスクの利用者も一定数存在し、様々なジャンルでサブスクリプションサービスが浸透していることが分かった。

サブスクのメリット・デメリット

VODサービスに関しては「お店に出向いてレンタルをする時間が省ける」「地上波などでは見られないテーマを取り扱った作品があって楽しめる」などの声が多く上がっていた。また、定額制で一度お金を払えば好きなだけサービスを楽しめる点をサブスクの醍醐味だと考える人が多く見受けられたとしている。

またサブスクのデメリットをアンケートで聞いている。前述の質問で、いくら見ても使用量が変わらないというメリットが挙げられていた反面、月によってサービスを使用する量が変わるので、損をしたと感じてしまうというデメリットが挙げられた。

さらに契約中はサービス上にある動画や音楽や書籍を利用し放題だが、実際に本屋やDVDやCDを購入するのと違って、手元に自分のものとして残らないという点もデメリットとして挙げられた。

まとめ

調査の結果、「サブスクリプションサービス」という言葉を知っていると回答した人は全体の9.5割に上り、その中の約8割が実際にサブスクを利用していることが判明した。また、「どのジャンルのサブスクリプションサービスを1番利用していますか?」という質問では、NetflixなどのVODサービスが過半数を占め、次いで音楽配信サービス、電子書籍読み放題サービスが並ぶ結果となった。

アンケートではさらに、ユーザーがサブスクに対してどのような意見を抱いているのかを調査し、メリットとして「利用のたびにお金のことを気にしなくていいのでストレスが減る」という意見やデメリットとして「サービスによって取り扱っていない作品もあるので複数のサービスを併用しなくてはいけないことがある」という意見が多く挙げられていることが分かった。

Amazonプライムサービスに見るようにECプラットフォームにおける付加的なサービス、エコシステム強化の一端を担う場合や、ECのサービス提供方法としても浸透しつつあるサブスクリプション。定額であるだけに、ユーザーとの息の長い関係が築け、かつ安定した収益も見込めることから、今後もその利用の幅は広がっていくことになりそうだ。

引用元:
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000757.000006324.html

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