東急百貨店がeBayに出店 越境ECを通して日本の百貨店文化を発信

ECのミカタ編集部

東急百貨店は、「eBay(イーベイ)」に、日本の百貨店で初めて公式越境ECショップを開設したことを公表した。

越境ECに特化した新ショップ

株式会社東急百貨店(以下、東急百貨店)は、11月1日(日)、eBay Inc.の日本法人であるイーベイ・ジャパン株式会社(以下、イーベイ・ジャパン)を通じて、世界最大規模のオンライン・マーケットプレイス「eBay(イーベイ)」に、日本の百貨店で初めて公式越境ECショップを開設した。

eBayは、北米を中心に、ヨーロッパからオーストラリアや中国などのアジア地域まで世界190ヵ国で展開しており、広い販路による、より多くの販売機会が見込めることになる。また東急百貨店のEC販売システムを生かせるeBayのスキームにより越境ECが可能になるとしている。

上質な日本製品150点を出品

東急百貨店では以前より越境ECを検討しており、昨今のコロナ禍でのインバウンド需要の減少を踏まえ、eBayを通じた販売による収益増および東急百貨店の認知度向上、さらには新型コロナウィルス収束後のインバウンド需要の取り込みを目的として越境ECを開始したとしている。

今回、百貨店として培った目利き力、編集力を生かし、切子ガラスや箸などの伝統工芸品をはじめ、海外で人気が高まっている子供用兜や念珠、お線香など約150点を出品した。

百貨店の強みを生かして日本文化の発信を目指す

東急グループにおいてリテール事業の中核として、渋谷地区や東急沿線を中心に百貨店およびSC店舗、小型専門店などを展開してきた東急百貨店。現在は、百貨店として培ってきたノウハウ、スキルを活かしながら、百貨店、SC事業を始め、多様な事業やノウハウを組み合わせた、独自の融合型リテーラーへの進化を図っている。

その同社が、eBayを通して新たに越境ECに乗り出したことになる。同社は、今後について、今治タオルや和食器などのインテリア用品を中心に、カテゴリーおよび取扱点数の拡充を行い、上質な商品の販売を通して日本文化の発信を目指すとしている。百貨店業界においては、リアル店舗での販売不振が言われて久しく、またEC化も総じて遅れてきた。そうした中で、渋谷を拠点として文化を発信してきた同社は、強みを生かしつつ新たな船出に漕ぎ出したと言えそうだ。

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