越境EC商品ヒットランキング2020発表、世界で売れたのはこのJAPANコンテンツ

ECのミカタ編集部

越境EC国内最大級のBEENOSグループは、代理購入サービス「Buyee」の売上データをもとに、2020年に日本発・世界で売れている商品のエリア別ランキングを公表した。新型コロナウイルスの影響による「巣ごもり消費」で全体の売上が伸びるなか、どの地域でどんな商品が売れたのか。それぞれの地域のトップ5と傾向、来年の傾向予測について詳報する。

コロナ禍の「日本ロス 消費」

今回は「東アジア」「東南アジア」「南アジア」「アメリカ」「ヨーロッパ」のエリア別に、日本発・世界で売れている商品をランキングにした。

BEENOSによると、2020年の消費傾向は「日本ロス 消費」。新型コロナウイルスの影響で日本への旅行ができなくなり、ECでの購買につながった。

日本のコンテンツや文化に直接ふれられることができなくなった分、アニメなどがよく見られるようになり、グッズ消費にもつながった。

グローバルマーケティングFromJapan担当の本間哲平氏は「もともとあったニーズに拍車がかかった」と述べている。

東アジアトップ5

1位 おもちゃ、ゲーム
2位 ファッション
3位 アンティーク、コレクション
4位 家電、AV、カメラ
5位 音楽

日本から近く、配送料がかからないので越境ECとして相性が良いのが特徴で、流通規模も大きく成長している。
フィギュア、トレーディングカードの需要が高く、陶磁器やカメラ、ブランド品も人気だった。

東南アジアトップ5

1位 おもちゃ、ゲーム
2位 ファッション
3位 自動車、オートバイ
4位 アクセサリー、時計
5位 スポーツ、レジャー

全体の流通規模は伸びており、それぞれの国や地域で異なる文化、消費行動がある。
オートバイ、カーパーツなどが人気で、それぞれの地域で異なるメーカーの需要がある。マレーシアは時計の需要が高い。
ゴルフ、フィッシングなどホビー用品も。Kpop、韓国コンテンツも人気で、日本限定商品が買われている。包丁など調理器具も人気。

南アジアトップ5

1位 自動車、オートバイ
2位 家電、AV、カメラ
3位 おもちゃ、ゲーム
4位 住まい、インテリア
5位 ビューティー、ヘルスケア

自動車やオートバイ関連商品が売れており、トレーディングカードが「鉄板」。住まいジャンルでは、環境測定器が人気。家電ではスマホ、家庭用ゲーム機が売れた。

アメリカトップ5

1位 おもちゃ、ゲーム
2位 ファッション
3位 音楽
4位 自転車、オートバイ
5位 コミック、アニメグッズ

おもちゃ、ゲーム、コミック、アニメ系が人気。ゴジラなど特撮系も人気という。レディースファッション商材が特に伸びた。ビデオゲーム、アニメコンテンツが好きな人が多い。

ヨーロッパトップ5

1位 おもちゃ、ゲーム
2位 音楽
3位 ファッション
4位 自動車、オートバイ
5位 家電、AV、カメラ

配送料が高いが、それでもこだわりの強い商品が売れている。
K、JPOPが人気。オーディオ、楽器なども売れている。
「鉄板」のトレーディングカードも売れている。「セガサターン」「スーパーファミコン」といったゲーム機も人気。盆栽用具、刀のつばなど、カルチャー志向が強い商品が人気で、仕入れに利用されているケースもあるという。

2021年のヒット予測は...

会見で登壇した直井聖太グループCEO

本間氏は、2021年のトレンドについて「熱狂コミュニティ消費」と予測した。
日本のアニメ、ゲームなどの熱狂的な支持者のコミュニティが世界中に広がっており、コンテンツを通じて世界のファンがつながっている傾向が2021年に加速すると見る。5Gにより動画配信はさらに盛り上がりそう。世界的なスポーツイベントもあり、アニメ以外にも「熱狂コミュニティ」が広がりそうだ。タイアップ商品などが注目される。

直井聖太グループCEOは「世界的に越境ECが伸びるなか、日本の対応は遅れている。こうしたデータを公表することで、ECで海外に挑戦する人が一人でも増えればという思いだ」と語った。

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