不正決済疑い件数、今年は過去最高の1200件超に 不正決済防止サービスのジグザグ発表

ECのミカタ編集部

EC事業者の海外不正決済被害を防止する「セキュア・ペイメント」を提供する株式会社ジグザグ(本社:東京都渋谷区、代表取締役:仲里一義、以下ジグザグ)は、2018年のサービス提供からこれまでに検知した不正決済が、累計2116件にのぼったと発表した。
さらに今年1~10月末の不正決済は、過去最高の1271件(7400万円相当)の海外不正決済の疑いがあるアクセスを検知したという。
これら全ての不正アクセスについて、被害を未然に防止したという。

海外アクセスからの不正決済被害が深刻化

ジグザグは、越境EC支援サービス『WorldShopping BIZチェックアウト』において、EC事業者の海外不正決済被害を防止する『セキュア・ペイメント』を2018年から提供している。

近年、海外アクセスから「私書箱」「転送サービス」「空き家」などを利用した直接注文によって、不正決済を試みる事態が多く発生しているという。
WorldShoppingの不正決済防止機能『セキュア・ペイメント』は、海外からの注文をWorldShopping専用カートで受付、その後不正カード利用の決済を判別し、排除することが可能。これにより、国内EC事業者の金銭被害が解消されているという。

リスク判定にむずかしさも

一方で同社は、海外不正決済判定サービスの限界もあるという。

国内外では複数の不正決済に対するリスク判定サービスがあるが、リスク判定スコアリング情報の提供が発見の端緒で、最終的な決済の承認可否の判定はEC事業者側に委ねられていた。

しかし、EC事業者が注文の一件一件を改めてリスク判定をするには、膨大な時間・工数を割く必要がある。また、リスク回避のために非承認とした取引が実は安全な決済だったなど、売り上げの機会損失リスクと表裏一体だからだ。

WorldShopping BIZの不正決済防止機能

WorldShoppingの『セキュア・ペイメント』は、これらの手間をかけることなく不正決済リスクならびに売り上げの機会損失も回避することができるという。WorldShopping BIZの主な機能は、

多言語対応 ・・・海外IPアドレスとブラウザ言語を識別し、海外ユーザーに最適化された「多言語ナビゲーション」「かな入力が不要なフォーム」などを表示させ、WorldShopping専用カートで注文を受け付け。
海外決済対応・・・主要クレジットカード、Paypal/銀聯カード/Alipay/AmazonPayなど多様な決済手段に対応。
海外配送代行・・・インボイスの作成、国際物流の手配をWorldShopping(ジグザグ社)が行う。

不正決済防止機能「セキュアペイメント」は、
・ECサイトに訪れた海外ユーザーのIPアドレス・ブラウザ言語を自動識別。商品ページにWorldShoppingのショッピングカートが出現する
・ユーザー商品購入と決済処理はWorldShoppingカート上で完了。その際、不正決済の検知・判定をセキュアペイメント機能で実施
することで、不正決済を未然に防止するという。

市場規模拡大と不正アクセス増は表裏一体

経済産業省は、越境EC(インターネット通販サイトを通じた国際的な電子商取引)の世界の市場規模は、9123億USドル(約96兆7781億円)と推計している。
2027年には 4兆8561 億USドル(約515兆1,569億円)にまで拡大。その間の年平均成長率は約27%と予測している。新型コロナによる巣ごもり消費の拡大で、越境ECへの注目度はさらに高まっている。

一方で、知識や経験がないEC事業者は注意が必要だ。
世界中からのアクセスが増える分、不正アクセスのリスクも高まる。顧客情報や決算情報が抜き取られたり悪用されたりすれば、顧客の事業者への信用は一気にゆらぐことになる。適切な知識をつけ、場合によっては外部サービスの利用も検討したい。

ECのミカタ通信20号はこちらから


記者プロフィール

ECのミカタ編集部

ECのミカタ編集部。
素敵なJ-POP流れるオフィスにタイピング音をひたすら響かせる。
日々、EC業界に貢献すべく勉強と努力を惜しまないアツいライターや記者が集う場所。

ECのミカタ編集部 の執筆記事