NativexがTikTokとの提携拡大を公表 激変する動画クリエイティブ市場を前に広告ソリューションを強化
大手モバイル広告プラットフォームのNativexは、世界有数のショートムービープラットフォームTikTokとの提携の拡大について公表した。
モバイルマーケ分野のリーダーとして存在感を示す
Nativexは、ショートムービープラットフォームTikTokとの提携拡大について公表した。NativexのTopWorks クリエイティブ・スタジオがTikTokマーケティングパートナープログラムに参加することで、グローバルなクリエイティブ制作を強化することができるとしている。
現在Nativexは、TikTokのマーケティングパートナープログロムにおいて独自サービスを2つ提供しており、この提携は、Nativexのモバイルマーケティング分野のリーダーとしての地位を示すものとなるようだ。
Nativexは、デジタルとモバイルファースト時代にすべてのビジネス分野のROIと成長を促進。顧客企業は、Nativexを介してモバイルマーケティングで中国と世界のデジタル・チャンネルに効率的にアクセスでき、強力で持続可能な成長を遂げることができるとしている。
この他にも、Nativexは企業の潜在的な顧客にもリーチでき、成長を遂げることができる統合的なマーケティングツールを提供。同社は、Mobvistaグループの一角を成し、全世界16か所に支社を置く。
世界30ヶ国の200を超える制作チームと提携
TopWorksクリエイティブスタジオは、高品質な広告クリエイティブの制作を提供している。TopWorksは、実写ビデオ制作、TVコマーシャル、インタラクティブ動画、3Dアニメ、VRビデオなどの形式で、最高のパフォーマンスを目指す作品を開発。
さらに、独自のクリエイティブ評価システムを保有しており、Nativexの豊富なデジタルマーケティングの専門知識やビッグデータ機能と組み合わせることで、広告クリエイティブの最適化を実現する。
Nativexは、新しい市場へ参入する広告主に役立つ独自のソリューションを提供しており、TopWorksクリエイティブスタジオは、世界30ヶ国の200を超える制作チームと提携中だ。
ローカライズされた広告制作が重要に
Nativexのクリエイティブ・ディレクターであるケソン・スー氏は、次のように述べている。
「多くの消費者が巣ごもり状態にある中、この提携は、広告主が強力な広告クリエティブを開発し、世界中のお客様との関係性を推進することを可能にします。特に、消費者がデジタルコンテンツに接する際の集中力は減少する傾向にあるため、現地のインサイトやトレンドに沿った広告制作は、これまで以上に重要となっています。この提携より、広告主はインパクト溢れる広告クリエイティブを制作して、ターゲット視聴者とエンゲージメントを深めることができます」。
ECにおいてもマーケティングやプロモーション施策の実行において、動画の活用は、その重要度を増している。ネットワークの高速・大容量化とモバイルデバイスの高性能化は、それを促進しているが、一方で、消費者において動画広告が日常の中で手元に押し寄せることも意味する。そうしたクリエイティブを取り巻く劇的な環境変化の中で、同社の提携拡大は、新たな価値を提示することになりそうだ。