EC&D2C支援のshizaiが総額約1.2億円の資金調達を実施 プロダクトのローンチも公表

ECのミカタ編集部

左からANRIプリンシパル中路隼輔氏、shizai創業者油谷大希氏、同社代表鈴木暢之氏、グローバル・ブレイン株式会社Director坂本 祥子氏、General Partner立岡 恵介氏

オリジナルパッケージ制作から倉庫選定まで、EC/D2C事業者のバックエンド全般を一気通貫でサポートするプロダクト「shizai」を運営する株式会社shizai(本社:東京渋谷区、代表取締役:鈴木暢之)は、2021年4月5日までに、ANRI、グローバル・ブレイン、および個人投資家を引受先とする第三者割当増資と日本政策金融公庫からの融資により総額約1.2億円の資金調達を実施した。また同社は、資材プラットフォームのshizaiを正式にローンチするとしている。

EC&D2C領域の事業成長を支援

同社は、オリジナルパッケージの制作・調達を起点としながら、その後の資材管理や最適な倉庫選定等まで、ECやD2Cを運営する事業者のバックエンド作業を一気通貫でサポートするEnablerプラットフォーム「shizai」の開発・運営をしている。

全国で数百の一次製造メーカーや印刷会社と提携し、従来アナログな受発注プロセスが主流である包装資材ビジネスのDX(デジタルトランスフォーメーション)を実現しながら、拡大し続けるEC/D2C領域の事業成長を支援するプラットフォームとなっていくことを目指しているという。

サービスの特徴

同社がまとめるサービスの特徴は次の通りだ。

◆最短60秒で発注可能な包装資材DXプラットフォーム

従来形状・仕様・デザイン策定から発注までに数ヶ月かかることも多かったオリジナルパッケージ制作の工程を、ソフトウェアでの標準化により最短60秒程度で発注可能に。全国で数百の一次製造メーカーや印刷会社と提携し、中間業者を介さずに直接取引を行うことで平均約20%程度のコストダウンも実現致。テクノロジーの活用により資材コストも購買速度も改善するDXプラットフォームを目指す。

◆資材調達から倉庫選定まで一気通貫でサポート

shizaiでは資材購買のみならず資材オペレーション管理、梱包オペレーションに最適化された倉庫選定まで一気通貫でサポートが可能だ。資材単体の購買にとどまらず、資材購買後オペレーションまで一気通貫で最適化するサポートを提供している。

◆サステナブルアクションを包装資材から

shizaiではオリジナルパッケージ制作に際して、サステナブルな素材を利用したパッケージ提案も行っている。SDG`sアクションや環境配慮への各企業の取り組みが一般化する中、包装資材の観点から地球に優しい素材やインキを事業者に提供できるよう各種サプライヤーとの提携を推進。過剰包装を避けたい、地球に優しい素材に切り替えたいといったEC・D2C事業者のニーズに対応する。

マーケットに変革を

各キーパーソンからは次のようなコメントが出されている。

ANRI プリンシパル 中路隼輔 氏

「ECの成長というのは今後マクロ的に明らかである中、EC化していく際のバリューチェーン・サプライチェーンには未だデジタル化・効率化が進んでいない領域が存在すると考えていました。 そのような中で数年来親交があった鈴木さんがパートナーの油谷さんと共にこの市場で挑戦すると伺い、また"日本の歴史ある巨大な産業を残しながら変えていく"という彼らのビジョンにも惹かれ、投資をさせていただくことになりました。shizaiの初動から近くで見させてもらっておりますが、鈴木さんも日々起業家として成長し、またチームもB2Bビジネスに強く組織設計力の高い非常に良いチームが出来上がってきていると思っております。 ぜひこのような挑戦に一緒に参加したい方はshizaiにご連絡ください!」

グローバル・ブレイン株式会社 General Partner立岡 恵介様 Director坂本 祥子氏

「世界のEコマース売上高は小売売上高の10%程に留まっており現在も大きな成長余地が残っています。一方、Eコマースのバリューチェーンにおいて包装資材の調達~管理は、事業者にとっての必要性や潜在市場の大きさに対して、IT効率化されたトッププレーヤーが不在となっています。鈴木代表、油谷さんの本領域におけるプラットフォーム提供を通じて『大きなマーケットに大変革をおこしたい』という思いと、高いリーダーシップでその実現に向かう姿に共感し出資させていただきました。更なる成長に向け最大限サポートして参りたいと思います」

創業者コメント

「株式会社shizai代表の鈴木暢之、共同創業者の油谷大希と申します。心強い株主の皆様、資材メーカー/印刷会社様、数多くのご利用者様のおかげで本リリースのご報告ができました。誠にありがとうございます」


新型コロナウイルスによる感染拡大の影響で、ECへの急速なニーズの高まりが起こっている。またECプラットフォームを活用する形で、メーカーやブランドと消費者が直接つながるD2Cモデルも熱度を帯びるなど、ECとD2Cを取り巻く環境は激変している。

その一方で、それらを支えるバックヤードや物流は、デジタル化が遅れていることも事実だった。まさに同社は、こうしたマーケットに変革を起こすべく新たなビジネスに乗り出す気鋭の存在であり、今回の資金調達を通して、その挑戦が加速することになりそうだ。

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