大手ECモール上の消費者購買行動を可視化する「Mineds for EC Data」をリリース

ECのミカタ編集部

マーケティングDX(デジタルトランスフォーメーション)のSaaS「Mineds(マインズ)」を提供する株式会社マインディア(本社:東京都港区、代表取締役:鈴木 大也)は、大手ECモールでの消費者購買行動を可視化する「Mineds for EC Data」を正式リリースしたと発表した。

ECモール上での消費者購買行動を横断的に可視化

「Mineds for EC Data」は、Amazonや楽天市場など大手ECモール上での消費者購買行動を横断的に可視化するデータプラットフォーム。

EC市場全体のトレンドの把握、カテゴリ内でのブランド・SKU別のシェア、特定ECモール内での人気ストアランキング、消費者1人1人の特定カテゴリ内でのブランドスイッチやリピートなど、様々なデータが閲覧可能となっている。

SaaSとしてサービス提供を行っているため、サービス利用中の事業者はいつでもどこからでもデータを閲覧することができる。

ECモールのデータを包括的にマーケティング活用

昨今、業種を問わずEC化戦略の重要性が高まっている。一方で、ECモールに出品する事業者が所有しているデータは断片的なものにとどまっており、包括的なマーケティング活動に活かせるものではなかった。

多くのクライアントからの要望を受け、同社では、会員の許諾を得た上でECモールを横断した購買データの収集・分析をするプラットフォームを構築し、データ提供できるように整備した。

データ収集の仕組みとデータ閲覧可能なECモール

同社では、マインディアの会員に対価を支払ってメールデータおよび購買データを取得。取得したデータは機械的に正規化し、個人情報をふせた状態で統計化している。

2021年9月現在、Amazon、楽天市場、Yahoo! ショッピング、PayPayモール、LOHACOのデータが閲覧可能。閲覧できるECモールは順次拡大していく予定だという。

新たな顧客インサイトの発掘に向けて

ベータ版を利用している江崎グリコ株式会社は、「Mineds for EC Data」のデータを活用することで、プラットフォームごとに当社の強みや課題を発見することができ、今後のEC販売戦略を策定する上で非常に重要なデータとなった」とコメントを寄せている。

「Mineds for EC Data」を活用することで、ECモールを横断する形で特定商品の購入者がどのような時系列でどの商品を購入しているかが分析できる。ECサイトやカテゴリをまたいだデータを分析することで、従来は見えてこなかった顧客インサイトの発掘につながるかもしれない。

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