EC初心者必見!集客率アップするためのデータフィード広告って?

ECのミカタ編集部

EC初心者必見!集客率アップするためのデータフィード広告って?

皆さんもアマゾンや楽天などのECサイトで商品を閲覧していたあと、他のサイトに移っても先ほど見ていた商品が広告として表示される、という経験があるのではないでしょうか?
実はこれが「データフィード広告」という広告の仕組みによって表示されています。
今回はWEB広告の中でも市場が伸びてきているデータフィード広告について詳細を解説していきます。

目次
・データフィード広告とは?
・データフィード広告の市場規模
・データフィード広告の運用方法
・まとめ

そもそもデータフィード広告とは?

データフィード広告とは「自社の保有する商品データを広告配信先のフォーマットに変換して送信する」仕組みのことを指します。Google、Criteo(クリテオ)、SNSなど複数の広告媒体にデータを自動で変換し配信をしてくれて、ユーザーのニーズにあった閲覧商品や関連商品を抽出して広告配信ができるとても利便性の高い広告です。

データフィード広告の仕組み


では、なぜ他のサイトでも関連した商品が表示されるのでしょうか?データフィード広告の仕組みはとても簡単で、例えばユーザーがECサイトの商品ページを訪れると「○○の商品をみた」という情報が先ほど紹介したGoogleやCriteoなどの広告媒体に送信されます。

すると広告媒体は事前に登録されている商品データフィードからユーザーが閲覧していた商品を近い商品広告を出せるという仕組みになっているのです。

データフィード広告の種類


代表的なデータフィード広告にはCriteo(クリテオ)、Facebookダイナミック広告、Googleショッピング広告などが挙げられます。それぞれ特徴抑えていきましょう。

Criteo(クリテオ)
Yahoo!JAPANと連携しており、月間150億PVを誇るYahoo!ニュースのトップページに広告を配信することができます。Criteoエンジンと呼ばれる独自のアルゴリズムをもっており、ユーザーの購買履歴・閲覧履歴・商品データ(データフィード)から行動パターンを解析し、ユーザーにパーソナライズされた広告を配信することができます。

Facebookダイナミック広告
Facebookダイナミック広告は、多くの商品の中から高精度なターゲティング機能によってユーザーに合った商品をFacebookのエンジンが自動でピックアップし、動的広告として自動生成される広告です。例えばオンラインショップで自転車を購入した人に対して、ヘルメットなど自転車を購入した人が興味を持ちそうな関連商品を宣伝することができます。広告をクリックで終わらせず、購入してくれる可能性が高い人へ広告配信をするため広告の費用対効果が高まります。

Googleショッピング広告
Googleショッピング広告はGoogleの自然検索結果上部や右側に画像や商品名・価格・店舗名などが表示されるものです。広告色も薄く、購買意欲が高いユーザーに配信ができ検索結果の目立つ場所に表示されるのでクリック率が高くなる傾向があります。

LINE Dynamic Ads
8,600万人を超えるユーザーをもつLINEアプリ内で配信できる広告。広告の配信面としてはタイムライン、LINEニュース、LINEマンガ、LINEウォレットなどがあり、ユーザーの行動データ履歴をLINE Tagを通じて蓄積できるほか、みなし属性を参考に年齢や性別、興味関心、地域でターゲティングが設定できるため配信対象をより絞った広告の運用が可能です。ただしLINE広告はLINEアプリでしか広告出稿ができないので注意が必要です。

データフィード広告とリスティング広告の違い


データフィード広告は他のWEB広告と何が違うのでしょうか?まず代表的なリスティング広告とは、GoogleやYahoo!などの検索エンジンで、検索キーワードやユーザー属性に合わせて表示される広告を指します。例えば、「もっと効率的にシステムを使用して顧客管理をしたい」というニーズが生まれ、検索エンジンで「顧客管理システム」と検索すると下図のような広告が表示されます。


「広告」とついてるものがリスティング広告によって表示されたものであり、クリックされることでお問い合わせや資料請求まで繋げることをゴールとし、成約に近いニーズにピンポイントで訴求できることが特徴です。しかし検索されないキーワードに出稿するとそもそも広告が表示されないため、キーワードの選定や競合他社の分析は必須になります。

データフィード広告とインフィード広告の違い


インフィード広告とは、WEBサイトやアプリ内のタイムライン上にニュースや記事のコンテンツの間に表示される広告です。

コンテンツとコンテンツの間に広告色なく溶け込ませることができるのが特徴で、ユーザーは通常の記事を読むのと同じ感覚で広告コンテンツを見るため、クリック数も上がりやすくなり、最近は文字やバナーだけでなく動画広告の割合も大きくなっています。

インフィード広告はクリック数が上がりやすくなる一方、ユーザーに「広告だと思わなかった、騙された」という気持ちを発生させてしまう可能性もあるため、リンク先ページもユーザを満足させる内容にする必要があります。

データフィード広告のメリット


通常の広告は配信側からの一方的な広告配信になりがちですが、データフィード広告はユーザー側も興味がある情報を選定されて提供されるので、両方のニーズがマッチした広告配信と言えるでしょう。改めてデータフィード広告のメリットをまとめると

・ユーザーの目に留まる機会が多い
・広告色は強いが購買意欲が高いユーザーに表示される
・商品データを作成するだけで大量のキーワード管理やバナー作成する手間がない

などが挙げられます。
これらの特徴により、通常の検索広告、ディスプレイ広告以上の成果が期待できるでしょう。

データフィード広告の市場規模

データフィードの広告はどれほどの市場規模なのでしょうか。実際の数値をみてみましょう。

データフィード広告にはディスプレイ型広告と検索型広告の2種類あり、株式会社ビカムの調査によると、ディスプレイ型広告が2016年649億円に対し6年後の2020年は約1,208億円の着地予想、検索型広告が138億円に対し299億円着地予想というデータを発表しました。

業界別市場規模

またその中でも広告主業種別にみてみると、データフィード広告は主に「Eコマース」「人材」「不動産」「旅行」の4つとの業種との相性が良く、市場としても伸びてることがわかります。

【2014年度】
・Eコマース・・・約116億円
・人材・・・約65億円
・不動産・・・約45億円
・旅行・・・約26億円
・その他・・・約10億円

【2020年度】
・Eコマース・・・約653億円
・人材・・・約307億円
・不動産・・・約261億円
・旅行・・・約183億円
・その他・・・約103億円

AIや学習テクノロジーの進化も日々進歩しているのでますますデータフィード広告市場規模も拡大していくと予想されますね。

データフィード広告の運用方法

広告媒体を理解したところで、いざ運用となると、何から手をつければいいのか分からず、またノウハウがないまま運用すると、費用対効果が高くなってしまわないか気になってしまいますよね。

そのような場合は、WEB広告を専門としている代理店に一括で依頼する、または専用のツールを利用するのも手段です。

広告代理店に依頼する


株式会社MEDIX
WEB広告専門のコンサルティング会社MEDIXが提供しているサービスの「M-Feed」。データフィード広告専門スタッフが高機能ツールとセットで掲載開始までの作業をトータルにサポートし、運用フェーズにおいても解析データを元に最適な改善策を提案・実施してくれます。

取り扱い領域
【ダイナミックリターゲティング広告】
Criteo、Google Ads、Yahoo!広告、RTB House、KANADE、LOGICAD
【商品リスト広告】
Google ショッピング広告
【SNS】
Facebookダイナミック広告、Instagram、LINEDynamic Ads
【人材】
Indeed、求人ボックス、スタンバイ

株式会社キーワードマーケティング
Google, Yahoo!, Facebookの正規代理店でBtoCに限らずBtoBも合わせて100を超える業種の実績があるキーワードマーケティング社。初期設計〜導入、運用だけでなくサイト自体の改善アドバイスなどもサービスに含まれています。

取り扱い領域
【ダイナミックリターゲティング広告】
Criteo
【商品リスト広告】
Google ショッピング広告
【SNS】
Facebookダイナミック広告

専用ツールを利用する


dfplus.io
株式会社フィードフォースが提供するツール「dfplus.io」。データフィード広告の運用が初心者でもわかりやすいインターフェースで簡単にデータフィードの作成や変更、商品画像の編集なども一括でできます。

取り扱い領域
【ダイナミックリターゲティング広告】
Criteo、Facebook/Instagram、Google、KANADE、LOGICAD、Yahoo!、LINE、RTB House
【商品リスト広告】
Google ショッピング広告・無料リスティング
【SNS】
Instagramショッピング、LINEショッピング、visumo
【SEO/サイト改善】
awoo.ai、シルバーエッグ・テクノロジー
【人材】
Indeed、求人ボックス、スタンバイ、careerjet

まとめ

データフィード広告を活用すれば、購入意欲のあるユーザーにピンポイントで効果的に広告表示ができるようになります。各データフィード広告の特徴を理解し、媒体の選定や代理店をうまく駆使しデータフィードをマーケティングに活用していきましょう。


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