セレクトショップ大手のベイクルーズ、自社ECに多言語化ソリューション「WOVN.io」を導入

ECのミカタ編集部

Wovn Technologies株式会社は、同社が提供する Web サイト多言語化ソリューション「WOVN.io(ウォーブン・ドットアイオー)」が、株式会社ベイクルーズ(本社:東京都渋谷区、取締役CEO:杉村 茂)が運営するファッション通販サイト「ベイクルーズ ストア」に導入されたと発表した。

これにより「ベイクルーズ ストア」は、英語、繁体字、簡体字の3言語での公開を開始。多言語対応することにより越境 EC 対応の基盤を構築し、今後海外に向けたさらなる販売促進を加速するという。

EC売上高545億円を達成したベイクルーズ

ベイクルーズは、ファッションを主軸に、家具インテリア・フィットネス・飲食と、ライフスタイルに関わる多くの事業を展開している。

コロナ禍で多くのアパレル企業が EC 強化を推進する中、ベイクルーズはコロナ以前からユーザーエクスペリエンスを向上させながら、EC事業で快進撃を続け、2021年8月期のEC売上高は545億円を達成した。

中でも自社ECサイトである「ベイクルーズ ストア」が、EC売上高全体の8割程度を占めている。

世界125カ国に向けた越境ECに対応

世界125カ国に向けた越境ECに対応

「ベイクルーズ ストア」は、さらなるユーザーエクスペリエンス向上の取り組みとして、2020年より世界125カ国に向けた越境EC対応を開始し、海外ユーザーがよりスムーズに商品を購入できる仕組みを構築した。

最適なツールを導入し、改善を続けていく中、言語の面で越境EC対応を強化するべく、多言語対応の最適なツールとしてWOVN.ioの導入に至った。

タグ1行の挿入でWeb サイトを多言語化

WOVN.io は、元となる Web サイトが1つあれば、HTMLにスクリプトタグを1行挿入するだけで、Web サイトの多言語化が可能で、Web サイト多言語化にかかる不要なコストの圧縮や導入期間の短縮を実現する。

また、今後のベイクルーズの海外戦略に合わせた、言語追加といった機能の拡張性や海外 SEO 対策への対応の柔軟性も評価された点だという。

リアルタイムで翻訳・反映を実現

WOVN.io は最大43言語に対応し、海外戦略・在留外国人対応を成功に導く多言語化ソリューションだ。

既存の Web サイトに後付けすることができるため、多言語化のコスト圧縮・人的リソースの削減・導入期間の短縮を実現。さらにエンジニアなしでWebサイトやアプリ内のテキスト翻訳・修正が可能で、更新情報をリアルタイムに翻訳し、反映することができる。

越境ECにおいて「多言語化」は手段のひとつでしかないが、同時に「重要な一歩」でもある。サイトを多言語化することでブランドの世界観や商品の魅力を正しく伝えつつ、SEO対策やSNS広告・Google 広告等を活用したプロポーションなど、複合的なアプローチを行うことが越境ECビジネスの成長につながるのではないだろうか。

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