楽天「ラクマ」、宛名不要で郵便ポストに投函できる「ゆうパケットポスト」の取り扱いを開始

ECのミカタ編集部

楽天グループ株式会社(本社:東京都世田谷区、代表取締役会長兼社長:三木谷 浩史)と日本郵便株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長兼執行役員社長:衣川 和秀)は、楽天が運営するフリマアプリの楽天「ラクマ」にて両社が連携して提供する配送サービス「かんたんラクマパック(日本郵便)」の新機能として、2021年11月1日より「ゆうパケットポスト」の提供を開始する。

郵便ポストに投函して発送が完了

今回新たに提供を開始する「ゆうパケットポスト」は、ユーザーが商品を発送する際の負荷を軽減することが狙いだ。

「ゆうパケットポスト」は、楽天「ラクマ」での取引において商品を発送する際、郵便局やローソン等で販売している「発送用シール」または「専用箱」の二次元コードを楽天「ラクマ」アプリで読み取ると、郵便局の窓口やレジでの受付を介さず、最寄りの郵便ポストに投函することで発送手続きが完了するサービス。

宛名書きが不要で匿名での取引が可能なほか、購入者は自宅のポストで受け取ることができるため、商品の発送・受取における負荷の軽減につながる。

「ゆうパケットポスト」概要

・開始日:2021年11月1日(月)13:00

・内容:
商品を出品する際の「配送方法」で、「かんたんラクマパック(日本郵便)」の「ゆうパケットポスト」を選択し、商品発送時に郵便局や「ローソン」等で販売されている「発送用シール」または、「専用箱」の二次元コードを楽天「ラクマ」アプリで読み込むことで、宛先入力が不要かつ匿名で最寄りの郵便ポストへの投函だけで発送することが可能

・利用可能な商品サイズ:
<「発送用シール」利用時>
・3辺合計60cm以内、長辺34cm以内、かつ、郵便ポストに投函可能なもの(重さ2kg以下)、縦・横が14cm×9cm以上
(円筒形状の場合は、長さ14cm以上、直径 3cm以上)
<「専用箱」利用時>
・「専用箱」を利用して郵便ポストに投函可能なもの(重さ2kg以下)

グループの強み活かし、王者「メルカリ」に対抗できるか

楽天「ラクマ」は、2012年7月にサービスを開始した日本初のフリマアプリ「フリル」と、楽天のフリマアプリ「(旧)ラクマ」が2018年2月に統合して生まれたフリマアプリ。2021年6月末時点で3,000万ダウンロードを突破している。

昨今、コロナ禍で在宅時間が増え不用品を処分する時間ができたこと、長時間家で過ごしても快適な空間づくりへの意識が高まったことなどから、若者や子育て世代を中心にフリマアプリの利用が増加している。

現状、日本のフリマアプリ市場は、2018年時点で国内ダウンロード数7,500万を突破したメルカリがトップを独走している。メルカリよりも低い販売手数料や楽天経済圏の強みを活かし、楽天「ラクマ」がどこまで追い上げを見せるか、今後に注目だ。

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