より実効的なカード不正対策を提供 EC事業者向け不正検知・認証システム『ASUKA』の提供を開始

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ECのミカタ編集部

OmiseJapan 株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役:エズラ・ドン・ハリンスット、以下「Omise」)は、クレジットカードの不正利用対策ソリューションを提供する株式会社アクル(所在地:東京都港区、代表取締役社⻑:近藤 修、以下「アクル」)との提携により、Omiseの決済サービスを利用するカード加盟店に対して、不正検知・認証システム「ASUKA」の提供を開始することを公表した。

カード決済でのセキュリティレベルを向上させる

「ASUKA」は、カード不正利用対策の一つの手段として用いられることがあった従来の不正検知システムとは異なり、クレジットカード決済におけるセキュリティレベルを向上させる。

不正利用者を寄せ付けないECサイト運営体制の構築を実現する、斬新なカード不正・チャージバック対策ソリューションだ。
ASUKA for Travel、for Ecommerceなどそれぞれの取り扱い商材に合わせたモデルを提供しており、各業界のクレジットカード加盟店各社が利用しているという。

223.6億円のカード被害に対向

223.6億円のカード被害に対向

近年、クレジットカードの不正利用が社会問題になりつつあるが、同社によれば、国内発行カードにおける番号盗用被害は、2020年には223.6億円となり、年々増加傾向にある。

また不正利用は矢継ぎ早に起こり、急激に増加する傾向があるため、いかにスピーディーに且つシンプルに不正対策が実行できるかがEC運営事業者にとって課題となっている。

そのような背景をもとに近年では、不正検知サービスなどの不正対策ツールを積極的に取り入れるクレジットカード加盟店が増えている。また同時に不正の状況や被害金額などに応じたそのカード加盟店にフィットした不正検知システムが求められている。

今回の提携により、Omiseが提供する決済サービスを利用の加盟店向けに不正対策ソリューション「ASUKA」を提供することとなったのだ。Omiseを利用する加盟店は、不正対策の選択肢が広がることになり、より具体的な不正対策運用を構築することが可能になるとしている。

Omise × アクル

2013年に設立されたOmise は、オンラインでの決済、支払いの受け取りを行うための最新のエンドツーエンドのプラットフォームを提供してきた。

Omise を利用することにより、加盟店は強力な決済ツール、包括的なリスク管理ソリューション、カードネットワークへのアクセスや消費者に合わせた決済手段の提供が可能となる。Omise は、オンラインでも、店舗決済でも、アプリ内でも、収益拡大とシームレスな決済により、ビジネスを支援。Omiseは、タイ、日本、シンガポール、マレーシアで事業展開している。

またアクルは、チャージバック対策システムから保証まで、オンライン上でのクレジットカード決済における不正対策ソリューションを総合的に提供する、不正対策コンサルティング会社だ。独自に調査した不正についての国内外の最新の傾向、根本的に不正を排除するための有効な対策について定期的に情報を配信するなど、不正対策・セキュリティ意識強化を目指した啓蒙活動も推進している。

2020年に提供を開始した不正検知・認証システム「ASUKA」は、後発ながら導入実績を着実に積み重ねており、国内では最も注目を浴びるカード不正対策ソリューションの一つとなっているとしている。

その両社の提携により、EC事業者向けに不正検知・認証システム『ASUKA』の提供が開始された。「ASUKA」は、クレジットカード決済におけるセキュリティレベルを向上させ、不正利用者を寄せ付けないECサイト運営体制の構築実現を通して、多くのEC事業者のビジネスを支援することになりそうだ。

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