SBペイメントサービスが22年1月「Amazon Pay」に対応、カゴ落ち防止や不正注文対策に

ECのミカタ編集部

SBペイメントサービス株式会社(以下「SBPS」)は、SBPSが提供するオンライン決済サービスにおいて、2022年1月下旬に「Amazon Pay」への対応を開始すると発表した。

SBPSは「Amazon Pay」に対応することで、事業者がECサイトを運営する上で課題となっている支払いまでの所要時間を短縮し、事業者・ユーザー双方に快適な購入体験を提供するという。

カゴ落ち防止や情報漏洩のリスク低減

カゴ落ち防止や情報漏洩のリスク低減

「Amazon Pay」は、Amazonアカウントに登録されている住所情報と支払い情報を使用して、Amazon.co.jp以外のECサイトでも支払いができるサービス。ユーザーは新たに支払方法を登録する必要がないため、ECサイト上でスムーズに購入・支払いが可能だ。

また、事業者はECサイト運営の課題のひとつでもあるカゴ落ち防止が期待できるとともに、ユーザー支払情報を保有することがないため、情報漏洩のリスクを低減できる。2015年にサービスを開始し、現在は1万社を超える事業者、10万を超えるECサイトに導入されている。

35種類以上のブランドの決済手段を提供

SBPSは、決済代行会社として事業者向けにオンラインショップで利用できる35種類以上のブランドの決済手段を提供している。

また、Visa、Mastercard、UnionPay(銀聯)の国際的なクレジットカードブランドのライセンスを保有しており、決済代行にとどまらず、アクワイアラの立場として加盟店審査や管理業務、決済サービスの提供までワンストップで行うことが可能。年間4兆円規模の大規模トランザクションを処理する高度な決済システムを提供しており、安定した決済処理で安心して利用ができる。

カゴ落ち防止だけでなく不正注文対策にも

事業者が運営するECサイトで初めて買い物をするユーザーは、新たにアカウントを作成して個人情報を入力する必要があるほか、クレジットカード決済を利用する場合はカード情報の入力もしなければならない。

こうした手間が自社ECサイトのコンバージョン率低下につながっているが、Amazon Payを導入すればユーザーが普段使っているAmazonアカウントに登録されている配送先情報や決済情報が利用できるため、煩雑な入力の手間が省け、コンバージョン率の向上が見込める。

さらに、Amazon PayにはAmazonの世界水準のセキュリティが施されているため、不正注文の対策にもなる。利用価値の高いAmazon Payの導入は、SBPSのオンライン決済サービスの価値をさらに高めることになりそうだ。

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