ヤマダデンキがライブコマースサービスを開始、2日間で1万人以上が視聴

ECのミカタ編集部

株式会社ヤマダデンキ(本社:群馬県高崎市、代表取締役社長:小林辰夫)は、ライブコマースサービスによる、リアルタイムで配信する動画で商品やサービスが購入できるライブ配信を2021年11月27日より開始したと発表した。

2日間で1万人以上が視聴

新型コロナウイルス感染拡大の影響で、消費者の商品購入プロセスが大きく変化し、ライブ配信と商品販売が同時に行えるライブコマースへの注目が急速に高まっている。加えて、5Gの本格実用化により、ライブ配信を活用したリアルタイムコミュニケーションの利用が増え、ライブコマースの採用を検討する事業者が増加している。

そんな中、ヤマダデンキは店舗への来店が難しい消費者のためにライブコマースを活用したライブ配信と商品販売を通した、新たなCX提供を目指している。

その一環として、公式通販サイト「ヤマダウェブコム」で日本ユニシスが提供する「Live kit」を活用し、初のライブコマースショッピング「ロボロック2日間限り台数限定の歳末特別セール!大人気ロボット掃除機の使用方法徹底解説!」を11月27日に開催。2日間の配信期間中に1万人以上が視聴したことで売上拡大に貢献し、外出が難しい状況下ならではの新しい購入の場を提供した。

ライブ配信画面からスムーズに商品購入が可能

「Live kit」を活用することで、自社で運用しているECサイト上で、商品販売が可能なライブ配信を行うことができる。ヤマダデンキのライブ配信中、視聴者は紹介商品の気になる点にコメントすることができ、販売員がリアルタイムで回答する。

また、すべての機能をライブ画面(同一画面)で操作可能で、別ページに用意された購入画面へ誘導する場合と違い、視聴者の購買意欲を下げることなく販売につなげることができる。

ヤマダデンキのライブコマースの場合は、ページ上のカートボタンから同社のオンラインストア「ヤマダウェブコム」へ直接アクセスできるようになっており、スムーズに商品購入が可能だ。

次回のライブ配信は、12月11日(土)11:00~を予定。また配信を見逃してもセール期間中の12月12日(日)23:59まではアーカイブ配信の視聴が可能となっている。

家電と相性の良いライブコマース

家電は同商品であれば基本的にどこで買っても性能は同じなので、欲しいものが決まっていればネットで購入しやすいカテゴリーと言える。一方で、「さまざまある商品のどこがどう違い、自分のニーズに合った商品はどれなのか」ということを一般消費者が1人で判断するのは難しい面もある。

家にいながらにして、販売員と直接やりとりをしたり、実演を見たりしながら商品の魅力や特性を知ることができるライブコマースは、見た目ではわかりにくい差別化要素のある家電の販売拡大につながりそうだ。

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