楽天、2021年度のEC流通総額(国内)が5兆円を突破

ECのミカタ編集部

楽天グループ株式会社(以下「楽天」)は、2021年度の国内EC流通総額(取扱高)が5兆円を突破したことを公表した。

2021年度は大きな転機に

楽天は、2021年度の国内EC流通総額(取扱高)が5兆円を突破したことを公表した。

総額は楽天市場のほか、トラベル(宿泊流通)、ブックスやラクマ、楽天西友ネットスーパーなどの流通額の合計値。

同社は、今回の5兆円突破は、社会が激変する中においても、楽天と共に歩んでいただいている店舗や取引先、そして楽天のサービスを利用する顧客など、すべてのステークホルダーの方々の支えがあってこそ実現したものだとしている。

同社にとって特に2021年度は、大きな転機ともなったようだ。コロナ禍における巣ごもり需要を背景に大幅成長した前年度から一巡するも、引き続き力強く成長を遂げることができたとしている。

携帯キャリアサービスやフィンテックサービスも拡大しており、シナジー効果が発揮された。

10兆円突破を目指す

国内EC流通総額の増大は、携帯キャリアサービスといったモバイル事業、急拡大するフィンテックサービス事業とのシナジーによる「楽天エコシステム(経済圏)」拡大の効果が顕著となっていることを示している。同社は、このような状況を踏まえて、次なる目標として、国内EC流通総額10兆円突破を目指すと述べている。

いまや日本発のECプラットフォームの代表格とも言える「楽天市場」だが、その開設初月の流通総額はわずか32万円だったという。今日、ECは社会のインフラとなってきているが、同社の劇的な流通総額の変遷を見ても、インターネットとECの歴史そのものを体現しているとも言えそうだ。

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