EC&通販で「衣類・靴・バッグ」を購入する人は約6割【クオーレ調査】
株式会社クオーレ(本社:愛知県大府市、代表取締役社長:竹本泰志)が運営する買取専門店ウリエルは、普段使いの衣類や靴、バッグの購入先と処分方法についてアンケート調査を実施し、その結果を公表した。ここではその概要についてポイントを絞って見ていく。
調査期間:2022年1月6日~2022年1月12日
アンケート回答人数:300名
ネットや通販サイトでの購入は約6割
(N=300名、複数回答。2022/1/6~2022/1/12に実施したインターネット調査による)
「服・靴・バッグは普段どこで購入しますか?(複数回答)」という質問では「店舗購入」が251件と最多となり、「ネット・通販サイト」も177件と全体の約6割が選択していた。
服や靴・バッグは、実物でないとサイズ感が分からないにもかかわらず、ネットでの購入が多くなっているようだ。この背景には、店舗行かずとも自身の体型に合わせた衣類が選べる『ZOZOTOWN』のZOZOスーツや、『ユニクロ』や『ZARA』が導入するオンライン試着サービスの普及があることが考えられると分析している。
無料で返品できる通販サイトも増えており、その手軽さからネットで衣類を購入するハードルがさらに下がっていることも考えられそうだ。一方、「フリマアプリ」で購入すると回答した人は8%と、売ることはあっても購入する人は少ないという結果になった。
処分方法は「捨てる」と「売る」がほぼ同率
(N=300名、単一回答。2022/1/6~2022/1/12に実施したインターネット調査による)
「使わなくなった服・靴・バッグはどうしますか?」という質問では、「捨てる」が49%、「売る」が44%という結果になった。「捨てる」と回答した人は、「手間なく処分できる」という意見がほとんどだったという。
一方、「売る」と回答した人は、「お小遣い稼ぎ」「売れたお金で新しいものを買う」「環境のためにリサイクルしたい」という意見が多くみられたとしている。この結果から、価値観や生活スタイルによって処分方法が分かれるということになりそうだ。
また少数だが「人に譲る」と回答した人は、「捨てるのはもったいないけど、売るのは面倒」「大切にしていたものは知っている人に使って欲しい」などの意見がみられたそうだ。
多様化する使用後の選択肢
このように普段使いの服や靴、バッグは、どこで買ってどのように処分しているのかについて、またどのように市場は変化しているのか、その実態が調査された。かつては店舗で試着・購入し、使わなくなったらお下がりとして人に譲ったり、廃棄することが一般的だった。
しかしネット通販やフリマアプリの浸透で購入や処分の方法が多様化しており、今回の調査結果からもそれが浮き彫りとなったようだ。今後、ECの持つプラットフォームとしての有用性を通して、さらにそれぞれの消費者が持つ所有の意識や使用後の選択肢もさらに多様化していくことが考えられそうだ。