そごう・西武、Z世代とD2Cブランドをつなぐ新ストアを展開へ

ECのミカタ編集部

株式会社そごう・西武が運営する「CHOOSEBASE SHIBUYA」は、Z世代とD2Cブランドをつなぐ新たなギフトストアを店頭とオンラインストアで展開することを公表した。

「色」をキーワードに新しいギフト選びを提案

株式会社そごう・西武が運営する、西武渋谷店パーキング館1階のメディア型OMOストア「CHOOSEBASE SHIBUYA(チューズベースシブヤ)」は、3月からのテーマ変更にともない「ギフト」をコンセプトにZ世代とD2Cブランドをつなぐ新たなギフトストアを店頭とオンラインストアで展開することを公表した。

CHOOSEBASE SHIBUYAでは色から選ぶギフト体験を、L&GグローバルビジネスとMELTedMEADOWといった若きクリエイティブチームとともに新たに提案。ブランドコンセプトからインスピレーションを受けた色をグラフィックで表現される。

同社は、色から受けるイメージをもとにギフトが選べるだけでなく、デジタルカタログで商品の背景やストーリーを知ることができるので単なる機能としての商品ではなく、価値観・感情からギフトを選ぶことができるとしている。

概要

概要

◆テーマ:gift your color -何色にしよう。-

◆開始日:3月1日(火)   

◆場所:西武渋谷店パーキング館1階

◆出品ブランド:店頭・EC合計 約70ブランド(うち店頭約40ブランド)/新規約20ブランド 

◆出店アイテム数:約500アイテム

◆扱い品目:洋品雑貨、衣料品、インテリア用品、化粧品、食品など

ブランドとの接点を増やし、出会いの場を提供

公表に際して同社では次のように述べている。

「コロナ禍でのコミュニケーション手段としてニーズの高まったカジュアルギフトですが、今までのギフトストアでは提案できる商品や方法が、Z世代を含めたデジタルネイティブの方たちのニーズに応えきれていないという課題がありました。そこで当ストアの特徴である『D2Cブランドの商品が手に取れる』『オンラインとオフラインの融合』『商品の背景を伝える仕組み』と合わせて『色』をキーワードにギフトの選び方、贈り方を提案するという要素を追加。店内装飾も一新し、当ストアにしかできないギフトストアを提案することで、お客さまとブランドとの接点を増やし、新たな出会いや気づきの場を提供します」

これまでEC化が遅れていると言われていた百貨店業界だが、ようやくそのEC化やオムニチャネル化の動きが活発になってきている。とはいえ、まだまだデジタルネイティブな世代、特にZ世代などには、なかなかリーチできていない状況も見受けられる。

今回の同社の施策は、まさにその双方にアプローチするものとも言え、「色」を基軸として新たな顧客層とのコミュニケーション構築とロイヤリティ醸成が加速することとなりそうだ。

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