「GMOクラウドEC パッケージEC」で不正検知サービス「O-MOTION」・業界特化型「O-PLUX」が利用可能に

ECのミカタ編集部

GMOシステムコンサルティング株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長 :寺島俊樹)と、かっこ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長CEO : 岩井裕之)は、GMOシステムコンサルティングが提供するECサイト構築パッケージ「GMOクラウドEC パッケージEC」において、かねてから標準連携されているかっこの不正注文検知サービス「O-PLUX」(オープラックス)に加え、不正アクセス検知サービス「O-MOTION」(オーモーション)および、旅行・チケット・Webサービスの各業界に特化した不正注文検知サービス「O-PLUX for トラベル」「O-PLUX forチケット」「O-PLUX for Webサービス」(以下、業界特化型「O-PLUX」)も利用可能となったと発表した。

2021年に漏えい・紛失した個人情報は約575万件

株式会社東京商工リサーチ発表によると2021年の上場企業とその子会社で個人情報漏えい・紛失を公表したのは120社。事故件数は137件で、漏えい・紛失した個人情報の件数は574万9,973件におよび、過去最多を更新した。

137件の事故のうち「ウイルス感染・不正アクセス」起因の事故によって個人情報が漏えい・紛失した件数は68件となり、全体の約5割を占めている。また、68件の事故の漏えい・紛失件数は454万554件におよび、2021年全体(574万9,773件)の約8割にのぼった。

かっこは、ウイルス感染・不正アクセス起因の事故が最多を更新していく中で、ECサイトを運営する企業が安心して運営できる環境を提供することが必要と考え、「GMOクラウドEC パッケージEC」のオプションサービスとして提供することにしたという。

不正アクセスや不正注文をリアルタイムに検知

GMOクラウドEC パッケージEC」は大規模ECの知見を集約したEC構築パッケージシステム。こだわり機能を満載しつつ、カスタマイズ性にも優れており、さまざまなパブリッククラウドサービス上に構築することができる。

一方、かっこが提供する「O-MOTION」は、正しいID・パスワードによるアクセスであっても、そのアクセスが本当に本人によるものであるのか、不正者による不正アクセスなのかをリアルタイムに検知することができる。

また、業界特化型「O-PLUX」は、データサイエンスを活用した独自の審査ロジックにより、不正注文をリアルタイムに検知し、クレジットカードのなりすまし注文、不正転売・悪質転売、後払い未払い等の不正被害の防止及び審査業務の自動化を実現する、旅行・チケット・Webサービスの各業界特化型のクラウドサービスだ。

今回、「GMOクラウドEC パッケージEC」は、「O-MOTION」・業界特化型「O-PLUX」をオプションサービスとして提供することで、個人情報漏えいを引き起こす原因となり得る不正アクセス、クレジットカードの不正利用への対策など、網羅的な不正防止サービスを提供できるようになった。

本サービスは、すでに「GMOクラウドEC パッケージEC」でECを運営している事業者も利用できる。

無形商材を扱う事業者も安全にサービス提供

無形商材を扱う事業者も安全にサービス提供

旅行・チケット・Webサービスの各業界特化型「O-PLUX」は、日本国内のECサイトにおける有償の不正検知サービスの導入件数No.1の実績に加え、金融機関向けの不正アクセス対策で培った端末特定技術(特許第6860156号)の活用により、配送先住所の情報がない注文の不正検知機能を強化している。これにより、旅行・チケット・Webサービスといった無形商材を取り扱う事業者も、より安全にサービス提供ができるようになる。

いまや、ECビジネスにおいて不正アクセスによる個人情報被害は事業の存続を揺るがしかねない問題となっている。加えて、不正注文によるチャージバック等に悩む事業者も後を絶たない。

「GMOクラウドEC パッケージEC」では、従来からかっこの不正注文検知サービス「O-PLUX」が利用できたが、今回さらに「O-MOTION」と業界特化型「O-PLUX」が利用可能となったことで、さまざまな業種においてより安全にサイト運営ができそうだ。

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