AnyReach、eギフト機能を自社ECサイトに導入できる【AnyGift】をリリース

ECのミカタ編集部

AnyReach株式会社(以下「AnyReach」または「同社」)は、『AnyGift』の提供を開始した。同機能は、相手の住所を知らなくてもLINEやメールで贈れる

eギフト機能を自社ECに導入できる『AnyGift』

AnyReach社は、『AnyGift(エニーギフト)』の提供を開始した。同機能は、相手の住所を知らなくてもLINEやメールで贈れる"eギフト"を、自社ECサイトにかんたんに導入できるサービスとなっている。ShopifyのアプリストアからAnyGiftをインストールして、管理画面から設定すると自社商品が「eギフト」として販売できるようになる。

設定後は、ECサイト上に「eギフトで贈る」オプションが表示され、メッセージや贈り主名を入力することが可能だ。eギフトとして商品を購入した後に発行される受け取りURLを、LINEやSNSメッセージなどで送信。URLを受け取った人は、住所を入力すると商品が自宅に届くようになる。なお『AnyGift』は、Shopifyを利用して自社ECサイトを運営する全ての事業者が、現時点で初期・月額無料で利用できる。

AnyGift導入のメリット

AnyGift導入のメリット

同社がまとめるAnyGift導入のメリットは、次の通りだ。

▶導入から設定して、利用開始まで最短1分で完結。

▶注文タグを管理して活用できるため運用の手間がかからない。

▶初期・月額費用は無料のため、気軽に試せる。

▶eギフト機能を導入し、ギフト購入の手間を削減。オンラインでのギフト需要をさらに拡大できる。

▶これまでリーチできなかった多くの方々へギフトを通して商品を届けられて、受け取った人へのリピート施策も順次展開予定。

▶受注管理システム(OMS)を利用する場合でも自動出荷などに対応している。

売上拡大・ファンの拡大へとつなげる

「新型コロナウイルス感染拡大の影響により、自社ECサイトの開設・売上は大きく成長しましたが、オンラインでのギフト需要を取り込むにあたって『eギフト機能』を利用できるECカートシステムはShopifyを始めとして、まだ多くありませんでした。それゆえ商品をギフトとして贈りたい場合でも相手の住所を聞いて代わりに入力をするか、直接手渡しするしか方法がありませんでした。一方コロナ禍でeギフト市場は大きく成長し、ギフトのモールに出店しなくても『eギフト機能』を自社ECサイトに導入して活用したいニーズが増加していました。
(中略)
母の日(2022年5月8日)は年間で最もギフトの需要が高まる時期です。この機会に通常販売されている自社ECサイトの商品を、オンラインでも届けられるeギフトとして展開し、さらなる売上拡大・ファンの拡大へと繋げていく機会へと繋げていくところにお手伝いできましたら幸いです」

EC市場の活況にあわせてBASEやShopifyを始めとした自社ECサイトは増加の一途をたどり、各事業者間での「集客」をめぐる競争も激しくなっている。その中でクッキーの利用規制によりインターネット広告配信やデータ分析等、各種デジタルマーケティング施策に大きな影響を及ぼしている。

こうした厳しい状況を踏まえ、オンラインでのギフト需要に対応することにより、商品が自分のためだけでなく「誰かのための購入」となることで購買層は広がり、ギフトを受け取る側が再度、新規顧客として転換する可能性が高まることにつながる。新たな集客ソリューションとしての「ギフト」の活用は、有効な施策ともなりそうだ。

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