セプテーニとVASILYファッションアプリ「iQON」のネイティブ広告を共同開発
活発な動きを見せる「iQON」
株式会社セプテーニは、ファッションアプリ「iQON」を運営する株式会社VASILYと女性向けのネイティブ広告「iQON AD」を共同開発した。
「iQON」は会員登録数150万人以上を誇るファッションアプリ。提携するECサイトのファッションアイテムを、ユーザーが自由に組み合わせてコーディネートを作成できるスマートフォン用アプリだ。投稿機能を備え、他のユーザーが投稿している100万件以上のコーディネートを無料で閲覧でき、各コーディネートに使用されている商品を選択し購入することも可能となっている。
10月に入ってから「iQON」は16日にKDDIより大型の資金調達、23日に全国2,000万件のデータから算出した日本全国平均コーデ2014を発表、24日には木村文乃さんを起用した同社初となるテレビCMによるマーケティングキャンペーンを開始した。そして今回のネイティブ広告と、活発な動きを見せ新規ユーザーの大量獲得を狙っている。
女性向けネイティブ広告「iQON AD」
今回開発された「iQON AD」は、「iQON」のコンテンツに合わせたメッセージや商品、サービス情報を独自コンテンツのように体験できるシームレスな表現を実現したとしている。セプテーニが持つ広告配信ロジックやパフォーマンス検証など、ネット広告市場に沿ったノウハウを活用したインフィード型のネイティブ広告だ。
ネイティブ広告というと、メディアに同化している広告としてステマなどと利用者から反発を買うリスクも少なくない。しかし、実際のECサイトのファッションアイテムをユーザーが自由に組み合わせてコーディネートを作成するサービスという「iQON」の性質上、ネイティブ広告との相性は良さそうだ。
VASILYは、この広告運用開始をきっかけに、女性向けバーティカルメディアの広告ネットワーク化を目指すというが、まずは今回の取り組みがどれほどのパフォーマンスを示すかによるだろう。
ELLEgirlの前編集長の参加によるコンテンツの強化、天気に合わせたコーディネートを通知センターに表示してくれる天気コーデウィジェット機能など、スマホがスタイリストの代わりとなっている「iQON」。VASILY調べのアンケートによればファッションコーディネートやトレンド情報など、商品詳細から購買喚起、ユーザー体験(使いやすさ等)における満足度は80%以上にのぼるという。「iQON AD」により満足度は変わるのか、CMによる影響は、更なる展開が続くのか、今後が楽しみなアプリだ。
■関連リンク
ファッションアプリ「iQON」を運営するVASILY、 講談社とスマートフォン分野で資本業務提携
http://ecnomikata.com/pr/detail.php?id=3556
−編集部−