ECにおける商品管理とは?概要や効率よく行うための方法を解説

ECのミカタ編集部

ECにおける商品管理とは?概要や効率よく行うための方法を解説

複数のモールやカートにおいて商品を販売しているECサイトの運営者の方は、効率よく商品管理をしたいと思ったことがあるのではないでしょうか。本文では、商品管理の業務内容の範囲や一元管理システムでの管理方法について詳しく紹介していきたいと思います。

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商品管理の業務内容

ここでは商品管理の業務内容について解説していきます。「在庫管理」とは異なるのでご注意ください。

商品管理とは


ECサイトにおける商品管理とは、複数のモールやカートの商品情報を一括で管理することです。ECサイトで商品を売るとき、その商品の名称や写真、値段、商品詳細といった情報をサイト上に登録し、必要に応じて情報を変更すると思います。それらの商品のモールやカート上での情報管理を一括で行うのが「商品管理」であり、在庫の数を管理する在庫管理とは異なります。
注)
モール:楽天市場やAmazonなどのモールに出店する販売方法
カート:ShopifyやEC-CUBEなどを利用して独自ドメインのサイトで販売する方法
次に商品管理の業務内容を主な3つに分けて説明します。

商品情報の登録
ECサイトで新たに商品を販売する際には、まずサイト上に「商品名」「メーカー」「店舗内カテゴリ」「販売価格」「送料」「画像」といった情報を登録します。これがECサイトで商品を販売するときに最初に行う商品情報の登録であり、消費者は商品を購入する際に必ず目にする部分となるため重要な業務となります。登録する情報はモールのテンプレートによって異なります。カートで販売する場合は、どんな情報を載せるか自由に設定することができます。

EC一元管理システムでできる機能

これまで、商品管理の業務内容について見てきましたが、これらの情報登録・変更を複数のモールやカートでひとつずつ個別に行うのはかなり大変そうですね。そこで本章では、商品管理を一括でできる一元管理システムについて紹介していきます。多くの一元管理システムでは、商品管理だけではなく受発注管理や売上管理といった機能も持ち合わせているので、そちらも見ていきましょう。

商品管理


一元管理システムを用いれば、商品情報や在庫状況をシステム上で一度登録・更新するだけで、連携した複数のモールにおいて一括で反映されます。テンプレートが異なるモールであっても、一つ一つ商品管理を行う必要はありません。

受注管理


受注管理は、注文の確認からメール配信、配送処理などやるべきことがたくさんあります。しかし一元管理システムを用いれば、各モールの注文情報が一目で確認でき、注文をまとめて処理することができます。システムにもよりますが、個別でのお客様対応も可能です。

在庫管理


一元管理システムを用いれば、在庫変動があるたびに自動で複数モールでの在庫を変更してくれます。モールごとに管理してくれるので、過受注や欠品を心配する必要もありません。

売上管理


一元管理システムでは、各モール・商品ごとの収支状況の確認や売上高レポートの作成等ができます。売上データは集積されるので、マーケティングに活用することも可能です。

一元管理システムを利用するメリット

続いて、EC一元管理システムを利用するメリットを紹介していきます。

作業工数や時間の削減


商品管理をはじめとした各業務においてモールごとに対応する必要がないため、圧倒的に作業時間を短縮することができます。今まで商品管理に費やしていた時間を顧客対応やマーケティングといったより生産的な業務に回せるようになり、売上の向上につながります。

人為的ミスの減少


システムは様々な業務を自動で管理してくれるので、人が手作業で管理することで起こりうるヒューマンエラーやクレームを防いだり、減らすことができます。

情報の正確性の向上


複数のモールやカートの情報を担当者が一人で管理していると、情報伝達にミスが起こる可能性は避けられません。システムを用いれば、求めている情報にアクセスしやすくなり、情報伝達が容易になります。

一元管理システムを選ぶポイント

ECの一元管理システムといっても、持ち合わせている機能や価格はシステムによって大きく変わってきます。自社にあったシステムを選ぶためにはどのような観点から見ればいいのか確認してみましょう。

対応しているモールやカートの範囲


楽天市場やAmazonといった自社が出店しているモールやShopify、EC-CUBEといったカートと連携しているか確認が必要です。連携していない場合は、モール・カートごとに個別で対応する必要があるので注意が必要です。

必要な機能が搭載されているか


一元管理システムといっても、「商品管理」や「在庫管理」のみ対応している場合や、上記で述べた「受注管理」「売上管理」まですべて含む場合など様々なタイプがあります。システムを導入する目的・必要な機能を明確にして、どれを選べばいいか絞り込んでいきましょう。また、新たな機能が必要になった時にカスタマイズによって機能を追加できるか、といった観点から見てみるのもいいかもしれません。

使いやすさ


いざ導入しても、使い勝手が悪くて操作に手間取っていたら効率を上げることができません。したがって、誰もが直感的な操作ができるか、情報を一元に管理できるかといった点が重要です。無料トライアル期間があれば、長期的に導入できそうか考えながらデザインや使い勝手を試してみましょう。

まとめ

本記事では、商品管理の業務内容や一元管理システムでできることを紹介してきました。複数のネットショップで商品を販売しているEC運営者にとっては、システムを用いることで多くのメリットを享受できます。また商品管理の工数や時間を減らすことで、マーケティング活動などその他の業務に時間をかけて売上アップを目指すこともできます。販売活動の規模が広がってきた方はぜひ、システムの導入も視野に入れてみてください。

また、一元管理システムの導入だけでは不安な方は、受注代行サービスに業務委託する方法もあります。完全無料で商品管理のノウハウをもった受注代行会社をご紹介いたしますので、ぜひご活用ください。


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