楽天グループ株式会社（以下「楽天」または「同社」）は、運営するファッション通販サイト「Rakuten Fashion」における、株式会社バニッシュ・スタンダード（以下「バニッシュ・スタンダード」）が提供する「STAFF START」のコーディネート投稿機能との連携について公表した。

楽天 × STAFF START

楽天は、同社が運営する「Rakuten Fashion」における、「STAFF START」のコーディネート投稿機能との連携について公表した。

「Rakuten Fashion」は、人気のファッションブランドショップが参加するファッション通販サイトだ。同サイト内に、2020年10月には、「Rakuten Fashion LUXURY」、同年11月には、「DESIGNERS & INTERNATIONAL」を開設し、ラグジュアリーブランドやデザイナーズブランドの商品とその魅力を発信している。商品購入時には、楽天グループのポイントプログラム「楽天ポイント」を貯めたり、支払いに使ったりすることも可能だ。また専用のスマートフォンアプリも提供している。

「STAFF START」は、店舗に所属するスタッフをDX化し、自社ECサイトやSNS上でのオンライン接客を可能にするStaff Tech（スタッフテック）サービスだ。導入しているアパレル企業で最も利用されている「コーディネート投稿機能」は、店舗スタッフが撮影したコーディネート画像に商品情報などを紐づけてECサイトやSNSに投稿する機能で、その投稿を通じて商品紹介やコーディネート提案といった接客対応を行うことができる。また、スタッフの投稿を通じて達成されたEC売上は可視化され、スタッフ個人や所属する店舗の実績として評価に利用されている。現在、利用ブランド数はアパレルや化粧品ブランドを中心に1,700を超え、2021年1月から2021年12月の間に「STAFF START」で作成されたコンテンツを経由した流通総額は、1,380億円を達成した。

コーディネート投稿がスムーズに行える

このように、「STAFF START」はファッションブランドショップ（以下「ブランドショップ」）の新たな接客手法として、スタッフがECサイト上にコーディネート画像やコメントなどを手軽に投稿できる機能などを提供するサービスだ。

今回の楽天との連携により、「Rakuten Fashion」に参加するブランドショップ（「STAFF START」を導入している、「Rakuten Fashion」との連携に許諾したブランドショップが対象）は、これまで自社ECサイトに投稿していたコーディネート画像を、「STAFF START」のコーディネート投稿機能を通じて「Rakuten Fashion」でも表示し、取扱商品を使用したコーディネート画像を紹介できるようになる。

また今後は、ブランドショップが同機能を通じてコーディネート画像を投稿すると、「Rakuten Fashion」の商品ページに自動で表示されるようになり、より効率的にユーザーに商品の魅力を発信できるようになるとしている。

より付加価値の高いサービスを提供

楽天は、2019年9月より、「Rakuten Fashion」構想を掲げ、ファッションのデジタルトランスフォーメーションを推進しており、ユーザーへより付加価値の高いサービスを提供することを目指しており、今回の連携もその一環となるという。　

絶大な集客力を誇るECプラットフォームである楽天。その「Rakuten Fashion」がSTAFF STARTと連携したことで、該当するECショップは、コーディネート投稿がよりスムーズに行えるようになった。

こうしたスタッフによるコンテンツを通して、ECショップと消費者との間のロイヤリティを醸成することでファン化し、持続的な関係性構築と、それらを通した売上の向上にもつながることにもなりそうだ。