顧客がなにを探しているか瞬時に予測して表示する【アイジェント・レコメンダー】を日比谷花壇公式ECショップが導入

ECのミカタ編集部

シルバーエッグ・テクノロジー株式会社(本社:大阪府吹田市、代表取締役社長&CEO:トーマス・フォーリー、証券コード 3961、以下「シルバーエッグ」または「同社」)は、同社が開発・提供するAI技術を用いたリアルタイム・レコメンドサービス「アイジェント・レコメンダー」を株式会社日比谷花壇(本社:東京都港区、代表取締役社長:宮嶋 浩彰、以下「日比谷花壇」)の公式オンラインショップに導入した。

それぞれの好みに合った商品を瞬時に表示

シルバーエッグは、リアルタイム・レコメンドサービス「アイジェント・レコメンダー」を日比谷花壇の公式オンラインショップに導入した。「アイジェント・レコメンダー」は、同社が提供する、独自に開発したAIアルゴリズムを搭載した、リアルタイム・レコメンドサービスだ。

予測精度と処理速度の両面を担保した機械学習エンジンにより、サイトのアクセスや購買状況、各ユーザーの動線を「リアルタイム」に把握・分析し、1人ひとりの嗜好に合ったおすすめの商品を、瞬時に表示することができる。

顧客企業は、利用場面に応じて最適な技術を容易に選択・導入することができ、ABテストによる効果検証も可能だ。また、多機能な管理画面やレポーティングサービスにより費用対効果の検証を行い、売上増大に向けた対策などを、同社の専任コンサルタントが継続的にサポートする。

実店舗のO2O販売に代わるEC施策を実現

実店舗のO2O販売に代わるEC施策を実現

日比谷花壇は、花き業界のリーディングカンパニーとして、ショップ販売、ウエディング装花、公共施設の管理運営など、「花と緑」を軸とした多様なサービスを展開している。

同社のオンラインショップでは、消費者のデジタルシフトで需要が増えたことから、OMO施策による顧客体験の向上に力を入れてきた。しかし、実店舗で行っている顧客のニーズに応じたOne to One の花の販売が、オンラインショップで再現できないことが課題となっていた。

そこで、オンラインでは用途に応じた多種多様な商品の中から、顧客1人ひとりにとって最適なアイテムを選び出すレコメンドシステムを導入することとなったのだ。

顧客がなにを探しているかAIで予測

顧客の求めるフラワーギフトは、贈るきっかけとなるイベントや贈る相手、季節などに加え、贈る本人の込めた「想い」によって大きく変動するという。毎回、贈る相手が異なるケースも多いため、従来の購買履歴に基づくレコメンドや、顧客属性・商品属性を用いるレコメンドでは適切な商品提案ができなかった。

そこで、ユーザー行動情報に基づく分析能力を持つ「アイジェント・レコメンダー」が採用されたのだ。このレコメンドシステムは、顧客がサイトにアクセスするごとに、サイト内行動から何を探しているのかをAIがリアルタイムで予測し、過去の購入傾向も踏まえて、その時点での最適な商品提案を行う。

日比谷花壇オンラインショップでは、同システムの導入後、レコメンドが顧客の商品探索の主要導線となり、サイト離脱率の減少を確認しているという。今後はシルバーエッグのコンサルタントと共にAIのチューニングをほどこし、顧客体験の最大化を図っていく予定とのことだ。

シルバーエッグでは「AIによる高度なパーソナライゼーション技術と、専任のコンサルタントによる伴走型サポートで、CVRやLTVの向上を実現するとともに、日比谷花壇の顧客の気持ちに寄り添った花の提案を支援していきますとしており、これからの成果にも注目と言えそうだ。

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