オークローンマーケティング  米国で人気のサポーター投入

オークローンマーケティング(OLM)は10月30日から、米国でヒットした健康サポーターの本格販売を開始した。保温効果があるという特殊繊維を使用し、非常に薄い生地ながらしっかりと関節をサポートできることが特徴のサポーターで膝・肘・足首用の3タイプで展開する。中高年層を中心ターゲットとしてインフォマーシャルをメーンに通販展開していく。





 OLMが本格販売を開始した「トミーカッパー」米国で昨年1年間で60万枚を売り上げるヒット商品となった健康サポーター。蓄熱保温効果があるという銅 を含んだ特殊繊維を使いつつ、生地は0・5ミリと非常に薄く伸縮性があり、ゴワつかず着け心地がよいという。機能面でも多方向から着圧がかかる設計として おり、関節全体を包み込み、肘や膝、足首をサポートするという。また、スタイリッシュなデザインのため、様々なシーンで使用できる。なお、洗濯機で丸洗い も可能となっている。

 同商品は膝用の「トミーカッパーひざサポーター」と肘用の「トミーカッパーひじサポーター」、足首用の「トミー カッパーひざ足首サポーター」の3タイプで展開。サイズは各商品ともS・M・Lの3サイズとなる。同社通販サイトなどでは単品販売も行っているが、イン フォマーシャルでは基本的にそれぞれ3枚で販売する。価格はともに税込9900円(単品販売は5700円)。

 同商品は9月上旬からテスト的に同商品のインフォマーシャルを放映してきたが、売れ行きなどが好調だったことから、放映局数を広げて、本格販売することにした。中高年層をメーンに拡販していく。

  同社ではこれまで生活雑貨や家電などを中心に販売しており、今回のような健康サポーターを扱うのは珍しい。同社では近年、これまで20~40代の女性に向 け、展開してきた運動器具を"健康作り"を切り口として中高年層に訴求したり、電動工具の取り扱いを開始し、シニア世代の男性層を取り込むなど、他の世代 よりも可処分所得の高い「中高年層」の攻略に一定の成果を収めている。今回の健康サポーターの投入でさらに中高年層の開拓を進めたい狙いもあるようだ。