新会社【楽天データソリューションズ】が誕生  データと知見を投入して新たなマーケ・ソリューションを展開

ECのミカタ編集部

楽天グループ株式会社(以下「楽天」)と株式会社博報堂DYホールディングス(以下「博報堂DYホールディングス」)は、「楽天データソリューションズ株式会社」を設立した。

1億人以上の会員基盤×マーケの知見

楽天と博報堂DYホールディングスは、新たなデータソリューションを研究・開発する新会社「楽天データソリューションズ株式会社」(以下「楽天データソリューションズ」)を設立し、営業を開始した。

「楽天データソリューションズ」は、楽天が蓄積する、1億以上の会員基盤を活用したオンライン・オフライン双方における消費行動分析データと、博報堂DYグループが保有する生活者データ、メディアデータと総合広告会社としてのマーケティングの知見を活用して、広告クライアントを対象としたデータソリューションの研究・開発を行うという。

なお、同社の代表取締役社長には、楽天グループのインフルエンサーマーケティング企業、MIHA株式会社の代表取締役社長である田中 利昌(たなか としまさ)氏が就任している。

楽天データソリューションズ 概要

▶社名:楽天データソリューションズ株式会社

▶所在地:東京都世田谷区玉川一丁目14番1号

▶資本金:5,000万円

▶出資比率:楽天グループ株式会社51%、株式会社博報堂DYホールディングス49%

▶代表者:代表取締役社長 田中 利昌

▶設立日:2022年8月10日(水)

▶営業開始:2022年9月1日(木)

▶事業内容:データを活用した新たなデータソリューションの研究・開発

次世代のデータソリューションへ

公表に際して同社では次のように述べている。

「『楽天データソリューションズ』では、両社の特性を組み合わせた、一気通貫したマーケティング活動に寄与する新たなデータソリューションの研究・開発を行います。これまで両社は、それぞれの強みを生かし、様々な企業のマーケティングを支援してまいりました。このたびの新会社設立を通じて、両社は、次世代のデータソリューションの研究・開発を推進してまいります」

近年、マーケティング活動において、顧客のLTV(Life Time Value: 顧客生涯価値)を最大化していくことが、企業の継続的な事業成長にとって欠かせないものとなっている。その上で各企業は「認知」から「購買」、「ファン化」まで、生活者の行動におけるすべての段階に対応したフルファネルでの対応が求められている。こうしたトレンドを的確にとらえて設立された楽天データソリューションズは、ECをはじめとした多くの企業におけるマーケティング活動に新たな価値を提供することになりそうだ。

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