LINEギフトとYahoo!ショッピング&PayPayモールで注文データ連携を開始

ECのミカタ編集部

LINE株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:出澤 剛、以下「LINE」)およびヤフー株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 社長執行役員 CEO:小澤 隆生、以下「Yahoo! JAPAN」または「同社」)は、「LINEギフト」と「Yahoo!ショッピング」および「PayPayモール」において、商品の注文データ連携を開始した。

LINEとYahooで注文データ連携

LINEとYahoo! JAPANは、LINEが提供する、「LINE」を通じて友だちに様々なギフトを贈ることができるサービス「LINEギフト」と、Yahoo! JAPANが運営するオンラインショッピングモール「Yahoo!ショッピング」および「PayPayモール」において、両プラットフォームに出品する商品の注文データ連携(以下「同連携」)を開始した。

LINEが提供する「LINEギフト」は、「LINE」のトークを通じて友だちとギフトを贈り合うことができるコミュニケーションサービスだ。住所を知らなくてもLINE上でギフトを贈ることができるため、気軽な返礼や季節のイベント、ライフイベントなど様々なシーンで利用されている。特にコロナ禍においては、オンライン上でギフトを贈りたいというユーザー傾向が高まり、2022年10月時点で累計ユーザー数は2,600万人を突破している。

Yahoo! JAPANが運営する「Yahoo!ショッピング」は、日本最大級のオンラインショッピングモールで、人気の家電から食料品や日用品、ギフトアイテムまで、幅広い商品をラインアップされている。6億点以上の商品を取り扱っており、商品数国内最大級の豊富な品ぞろえとなっている「Yahoo!ショッピング」と「PayPayモール」は、10月12日にそれぞれの強みをかけ合わせた、新生「Yahoo!ショッピング」へ統合・リニューアル予定とのことだ。この統合・リニューアルによって商品を探しやすい検索などの機能の利便性をより高め、ユーザーがこれまで以上にギフトを選びやすく贈りやすい売り場を目指すとしている。

連携の概要

連携の概要

「LINEギフト」と「Yahoo!ショッピング」においては、2021年8月より出店者および出店希望者などへの営業活動において連携を開始し、2021年10月には、「Yahoo!ショッピング」および「PayPayモール」に出店するストアは、「Yahoo!ショッピング」上で出品設定をすることで、「LINEギフト」上での商品、在庫の登録が可能となった。

今回、両社の連携をさらに強化しユーザーの利便性を高めるため、在庫管理のみならず注文データの連携も開始される。「Yahoo!ショッピング」および「PayPayモール」に出店するストアは、「Yahoo!ショッピング」と「LINEギフト」を連携させることで、「LINEギフト」経由の注文データの管理ができる。

経営統合の成果

LINEギフト事業部長、米田氏のコメント

「2021年3月にZホールディングス株式会社とLINE株式会社の経営統合を経て、LINEとYahoo! JAPANは同年8月にLINEギフトの営業連携を開始し、2021年10月には『LINEギフト』と『Yahoo!ショッピング』で商品・在庫データの連携を開始しました。この度、『LINEギフト』と『Yahoo!ショッピング』での注文連携が実現し、両サービスにご出店いただく企業様には、より利便性の高い運営体験をご提供させていただくことができるようになりました。LINEギフトに出店いただいているショップ数および商品数は、昨年12月と比べショップ数は約3.7倍、商品数は4倍以上に増え、より多くのギフトシーンに寄り添えるサービスへと成長しています。日本最大級のオンラインショッピングモールである『Yahoo!ショッピング』関係者の知見や営業力をLINEギフトに注いでいただくことで、サービスの成長に欠かせない『品ぞろえの拡充』を実施できていると実感しています。今後も、LINEとYahoo! JAPANは両社の強みを活かし、より多くの方に最高の体験を提供できるよう努めてまいります」

Yahoo! JAPAN執行役員、コマースカンパニー・ショッピング統括本部長、畑中氏のコメント

「Yahoo!ショッピングが目指す『欲しい商品が何でもある』という売り場の実現のため、『品揃えNo.1』を追求するなかで、Yahoo!ショッピングの中でも注目していたソーシャルギフトの部分をLINEとの経営統合によってカバーしてきました。2021年のLINEギフトとYahoo!ショッピングの営業連携、在庫連動の開始以降、両社のシナジーによって多くのYahoo!ショッピング出店ストア様にLINEギフトにも出品を開始いただき、LINEギフトの商品数の拡充、取扱高拡大に貢献できたのではないかと感じております。LINEギフト特有のコミュニケーションアプリとの親和性の高さゆえ、一度使ってもらうと様々なライフイベント時だけでなく、日常的な用途含め、定期的に利用してもらえる点にまだまだLINEギフトの可能性を感じています。10月12日に新生Yahoo!ショッピングとしてリニューアルされますが、今後はよりシンプルに、より分かりやすく、すべてのお客様に『!』なお買い物体験を提供していきます。新しい売り場でも、多くのユーザーに相手に使って欲しいギフトを探し、選び、贈っていただくという機会をぜひECで体験して欲しいと思っています」

2021年3月のZホールディングス株式会社とLINE株式会社の経営統合を経て、同じグループ企業となったLINEとYahoo! JAPAN。両社は、「LINEギフト」において営業連携、システム連携を段階的に実施し、「LINEギフト」の幅広い商品ラインアップを実現してきた。

「LINEギフト」の出店ショップ数は、現在1,400店舗、取扱い商品数は、17万点を突破しており、「Yahoo!ショッピング」および「PayPayモール」と連携している出店ショップ数は、現在700店舗、連携している商品数は、8万点に達している。

今回の連携により、商品および受注に関する一元管理が可能となり、これまでよりもオペレーションへの負荷をかけることなく「LINEギフト」へ出店し運用できるようになり、さらにサービスとしての価値を高めることになりそうだ。

ECのミカタ通信23号はこちらから


記者プロフィール

ECのミカタ編集部

ECのミカタ編集部。
素敵なJ-POP流れるオフィスにタイピング音をひたすら響かせる。
日々、EC業界に貢献すべく勉強と努力を惜しまないアツいライターや記者が集う場所。

ECのミカタ編集部 の執筆記事