ギフトモール 全国20代〜50代の男女を対象としたギフト購入の実態を調査

ECのミカタ編集部

2021年6月から1年間のギフト購入実態(オンライン、リアル店舗含む)について、全国20代~50代の男女、合計2,400人を対象に調査

「ギフトモール オンラインギフト総研」は、ギフト利用の実態を探るため、2021年6月から1年間のギフト購入実態(オンライン、リアル店舗含む)について、全国20代~50代の男女、合計2,400人を対象に調査を行った。

調査概要

◆調査目的:インターネット上でのギフト購入に関する最新の利用実態の把握

◆調査名:ギフト購入関する調査

◆実施時期:2022年6月24日~28日

◆実施時期:インターネット調査

◆調査主体:オンラインギフト総研

◆回答人数:全国20歳~59歳の男女2,400名

ギフト購入場所において、ECサイトの割合が増加

ギフト購入場所において、ECサイトの割合が増加

購入場所では、「総合ECサイト」が49.4%と最も多く、2021年の調査開始以来初めて「デパートや百貨店の店頭」(46.0%)を上回る結果となった。

以降は「専門店の店頭」(28.6%)、「ショッピングセンター・ショッピングモールの店頭」(26.6%)、「ギフト特化型のECサイト」(26.5%)が選ばれており、上位5つの購入場所でが全体の約9割を満たす構成だ。

中でも注目すべきは「ギフト特化型のECサイト」である。新規サービスでありながら、4人に1人が購入場所として選択するようになっており、「専門店」や「ショッピングモールの店頭」に迫る勢いに成長していることが分かる。

ECサイトでのギフト選択は増加傾向

ECサイトでのギフト選択は増加傾向

今回を含めたギフトモールによる調査過去3回分の結果を元に、ECサイト焦点を当て購入場所の推移確認する。

「総合ECサイト」は2021年8月46.6%に比べ今回は49.4%と増加しており、この1年足らずで「デパートや百貨店の店頭」を上回り、最も多いギフト購入場所になったことが分かる。

さらに「ギフト特化型のECサイト」も2021年8月25.8%に比べ今回は26.5%と増加しており、選択肢の1つとして着実に選ばれ始めている。このことから、今後はギフトに最適化された「ギフト特化型のECサイト」の利用がさらに増加する可能性があると考えられるだろう。

ギフトの渡し方は「手渡し」が主流

ギフトの渡し方は「手渡し」が主流

購入場所はECサイトが増加しているが、渡し方に関しては以前手渡しが70%を超える結果となった。

一方でECサイトから直接郵送で送った人が、一定数存在していることにも注目すべきだろう。普段直接会えない相手へのギフト需要を掘り起こすことが、さらなる市場拡大に繋がるかもしれない。

年間のギフト購入回数は平均5.25回

年間のギフト購入回数は平均5.25回

年間のギフト購入回数は全世代の平均で5.25回、総額は平均38,246円、平均単価は7,283円であった。

周囲の結婚や出産、引っ越しといったライフイベントの多い世代が、全体を牽引していることが読み取れるだろう。

家族など身近な人へのギフトが主流

家族など身近な人へのギフトが主流

この1年でギフトを贈った相手は「母親/父親」が65.4%、「自分の子供」が62.6%(子供有りの方のみ回答)と他選択肢に比べ約20ポイント以上も高い結果である。

以降は「同性の友人」が43.5%、「配偶者・パートナー」が39.1%、「自分」が33.5%となり、家族や友人など、身近な関係性に対してギフトを送っていることが分かるだろう。

ソーシャルギフトの利用経験、利用意向者の合計は50%以上

ソーシャルギフトの利用経験、利用意向者の合計は50%以上

「ソーシャルギフト」とは住所を知らない相手にも、SNS等を通じてギフトを送ることができるサービスである。

「既に利用したことがある」と回答したソーシャルギフト利用経験者は8.7%であるが、「いずれ利用したいと思う」と回答をした利用意向者は42.0%に上り、利用経験者と利用意向者を合わせると計50.7%と半数を超え、ソーシャルギフトの潜在的な需要が高い結果となった。

年代別では年齢が若い世代ほど認知度、利用意向が高い傾向にあることから、ソーシャルギフトの利用数は今後増加していくことが考えられるだろう。

調査サマリー

◆購入場所は「総合ECサイト」が増加傾向に。「ギフト特化型のECサイト」は4人1人が購入経験あり。

◆ECサイトの利用が増加するも、ギフトの渡し方は対面の「手渡し」が主流。

◆年間のギフト購入回数は平均5.25回、世代別では30代前半、30代後半、50代前半が購入回数のTOP3。

◆ギフトを贈った相手は、両親や子供、配偶者など「身近で大切な相手」がメイン。

◆利用経験者&利用意向者の合計は半数超え、20代を中心に利用拡大の可能性があるソーシャルギフト。

今回の調査で特筆すべきポイントは、ギフトの購入場所が「デパートや百貨店の店頭」から「総合ECサイト」へ移り変わったことだろう。また、ソーシャルギフトについてもこれから台頭していくと考えられ、渡し方も変化していくかもしれない。今回の調査結果は、今後のギフト市場の動向を考える上で、非常に興味深い結果となったと言えるだろう。

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