ecforceに【カゴ落ちメール機能】を追加
ecforceを提供する株式会社SUPER STUDIO(所在地:東京都目黒区、代表者:代表取締役 林 紘祐、以下「SUPER STUDIO」または「同社」)は、ecforceのオプション機能として「カゴ落ちメール機能」をリリースした。
売上の最大化に寄与
D2C支援事業やECプラットフォーム「ecforce」(イーシー・フォース)を提供するSUPER STUDIOは、ecforceのオプション機能として購入導線に至ったログインユーザーや購入確認画面まで到達した未ログインユーザーに対してメールで買い忘れ防止のお知らせができる「カゴ落ちメール機能」をリリースした。
同機能を利用することにより、ログイン済みのユーザーに対しては、該当ショップでカートに商品追加したタイミングとランディングページから購入確認画面に遷移したタイミングで離脱した際にカゴ落ちメールを送付できるという。また、非ログインユーザーに対しても該当ショップで購入確認画面に遷移したタイミングでカゴ落ちメールの配信が可能だ。
同社は、これにより購入意欲の高いユーザーの様々な理由による購入離脱を防止し、EC/D2C事業者にとっては売上の最大化が期待でき、ユーザーも商品の買い忘れを防ぐことができるとしている。
カゴ落ちメール機能の概要
「カゴ落ち」による機会損失を軽減
公表に際して同社では次のように述べている。
「ECサイトの購入導線におけるユーザーの離脱は『カゴ落ち』と呼ばれており、世界のカゴ落ち率の平均は69.57%と非常に高い傾向にあります。日本国内においても同様の傾向が見られ、EC/D2C事業者にとってカゴ落ちによる機会損失が非常に大きいことは明らかです。近年スマートフォンの普及により誰もが手軽に短時間でオンラインショッピングを楽しめるようになりましたが、スキマ時間でのショッピングは日常生活の他の行動に妨げられるケースも多くあります。また、ショッピングをしながら比較サイトや口コミサイトで商品の比較・検討を行ったりメッセンジャーツールなどのアプリ通知を受け取ったりと、ユーザーはショッピング中に同時に複数のことを行っていることもあり、購入タイミングを逃してしまう機会が増えているとも言えます。このようなことからEC/D2C事業者が売上を最大化するためには、購入導線にまで至った購入意欲の高いユーザーへの適切なアプローチが必要となっています。
ecforceではこれまで、購入離脱を防ぐ手段としてフォーム入力の煩わしさを軽減するEFO機能の標準実装や、チャット形式の注文フォーム『smart dialog』(スマートダイアログ)を提供してきました。先述のカゴ落ちの対策としても未ログインユーザーが購入確認画面で離脱した場合にステップメールを配信することは可能でしたが、カートや購入確認画面から離脱したログインユーザーへのリマインドには対応していなかったため、売上最大化における機会損失が課題となっていました。また、メルマガ配信によるCVRを比較した際、カゴ落ちメールのCVRは4〜5倍程度高いという結果もあり、新規でecforceの導入を検討いただくEC/D2C事業者や既存のecforce導入企業よりニーズの高かった『カゴ落ちメール機能』の開発に至りました」
またSUPER STUDIOでは、メーカーの業務効率化、そして消費者(購入者)の利便性向上につながる機能開発やパートナー企業との協業・サービス連携により、ecforceを導入するEC/D2C事業者の売上の最大化に寄与し、日本のEC化率を2030年までに20%に向上することを目指すとしている。
今後はカゴ落ちメールからどれだけ購入に至ったかなど、様々な指標での分析が可能なレポート機能の実装も予定しているとしており、同ソリューションのさらなる進化にも視線が集まりそうだ。