スポーツ用品のデサントジャパンがSTAFF STARTを導入

ECのミカタ編集部

株式会社バニッシュ・スタンダード(本社:東京都渋谷区、代表取締役:小野里 寧晃、以下「バニッシュ・スタンダード」または「同社」)は、デサントジャパン株式会社(本社:東京都豊島区、代表取締役社長:小川 典利大)への「STAFF START」の提供を開始した。

スタッフのオンライン接客を可能に

バニッシュ・スタンダードは、デサントジャパンへのスタッフDXのアプリケーションサービス「STAFF START(スタッフスタート)」の提供を開始した。「STAFF START」は、店舗に所属するスタッフをDX化し、自社ECサイトやSNS上でのオンライン接客を可能にするStaff Techサービスだ。

導入しているアパレル企業で最も利用されている「コーディネート投稿機能」は、店舗スタッフが撮影したコーディネート画像に商品情報などを紐づけてECサイトやSNSに投稿する機能で、その投稿を通じて商品紹介やコーディネート提案といった接客対応を行うことができる。

また、スタッフの投稿を通じて達成されたEC売上は可視化され、スタッフ個人や所属する店舗の実績として評価に利用されている。同社によれば、利用ブランド数はアパレルや化粧品ブランドを中心に1,700を超え、2021年1月から2021年12月の間に「STAFF START」で作成されたコンテンツを経由した流通総額は、1,380億円を達成している。

ブランド体験を最大化し、顧客との信頼関係を構築

ブランド体験を最大化し、顧客との信頼関係を構築

デサントジャパン株式会社、担当者からのコメント

「販売スタッフの一人ひとりが様々なシーンを創造し、個性を活かしてブランドを表現すること、ブログ的要素で商品価値を言語化しコメントとしてお客様に伝えていくことは、店舗におけるレイアウトやマネキンでの演出ばかりでなく、対面の接客に繋がり個々の成長に繋げられるツールでもあると考えています。

弊社ではECと店舗のオムニチャネル環境は整っていても、まだまだ仕組みの活性化に向けて課題を抱えているが現状です。これからSTAFF STARTを通じてデジタルも店頭も同じ温度でお客様への想いをきちんと届けていくことが可能となり、STAFF STARTで興味を持ったお客様が、実際の商品を確認するために店舗に足を運んでくださるケースもあると思います。

お客様が実際に試着できる実店舗には大きなチャンスがあり、それによってお客様の声を集められるメリットもあるので、これから様々なトライアルの中でブランド体験を最大化させ、より多くのお客様と信頼関係を築いて行きたいと思います」

スタッフの個性を活用してOMO強化

スタッフ一人ひとりのデジタル対応力や発信力を伸ばし、「スタースタッフ」の輩出を目指すデサントジャパンでは、これまでもスタッフによるコーディネート紹介を公式アプリのコンテンツとして展開してきた。コンテンツ資産と店舗スタッフの個性や知識をさらに活用し、売上・店舗認知の向上、およびOMO強化のため、今回のSTAFF START導入に至ったのだ。

OMO強化にあたり、要となるスタッフへのサポート面も拡充されている。営業・店舗スタッフの中からリーダーを選出し、進捗管理や実務サポートをはじめ、投稿方法の参考とするための動画配信を実施。また、同社の行うオンライン接客のレクチャー会も積極的に活用している。

今後は、今の時代に求められる多様性、デジタル対応力や発信力などを備えた「デサントNO.1スタッフ」を決める大会の開催も予定されているという。デサントジャパンでは、自ら発信し輝く「スタースタッフ」の輩出により、企業・スタッフ・顧客の三方でロイヤリティとエンゲージメントの向上を図る考えだとしており、ここでもスタッフDXのアプリケーションサービスである「STAFF START」が威力を発揮することになりそうだ。

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