越境ECのPinkoi、円安で新規出店者数が約2.3倍に
越境ECの「Pinkoi(ピンコイ)」を運営するピンコイ株式会社は、円安の影響により海外販売を目的とした新規出店者数が約2.3倍に加速したことを公表した。
円安が追い風に
台湾発・アジア最大級のグローバル通販サイト「Pinkoi」を運営するピンコイ株式会社は、円安の影響により海外販売を目的とした新規出店者数が約2.3倍に加速したことを公表した。また同社は、日本のデザイナーを応援するため、新規出店者の販売手数料が最大3ヶ月無料になるキャンペーンを実施するとしている。
日本出店者の売上と新規出店者数の伸びが好調
同社は、コロナ禍以降、加速度的な円安も相まって、越境ECへの注目が日に日に高まっており、第2四半期におけるPinkoiの新規出店者数は前年同期比で約2.3倍になったとしている。なお新規出店者数は毎四半期で最大数を更新した。同社は、円安の影響を受けて今年9月には日本出店者限定のキャンペーンも実施した。
台湾や香港の消費者から好評
公表に際して同社では次のように述べている。
「世界的な燃料高のため、もともと越境ECの課題であった送料も上昇。その課題解決のために企画したキャンペーンでしたが、結果として、注文数が前年同期比で約2.4倍を記録。日本出店者はもちろん、Pinkoiの主な越境マーケットである台湾や香港のお客さまからも大変好評でした。Pinkoiでは今後もこうしたキャンペーンを継続的に実施していく予定です」
もともと親日家が多いとされる台湾をはじめ、海外市場と日本の事業者を結ぶPinkoi。歴史的な円安を背景に、さらに流通額や出店数を増やし、これからもその存在感を高めることになりそうだ。