Appier Group株式会社 プライム市場へ上場市場区分変更
Appier Group株式会社(以下:Appier Group)は株式会社東京証券取引所の承認を受け、東証グロース市場から東証プライム市場へ上場市場区分を変更することを公表した。
2022年12月15日 東証プライム市場へ上場
Appier Groupは2021年3月に東証マザーズ(現在はグロース)市場に初上場して以降も、台湾企業のBotBonnieを買収、米Woopra社を買収し完全子会社化するなど急成長を遂げてきた。
そして2022年12月15日をもって、東証プライム市場への上場市場区分を変更することが決定した。
今回の上場市場区分変更にあたって、代表取締役CEOのチハン・ユー氏は以下のようにコメントしている。
「IPOから2年弱でプライム市場に移行できたことは、株主、お客様、従業員、パートナー企業の皆様のご支援とご厚意によるものと心より感謝申し上げます。優良企業の一つとしてプライム市場に上場することは、当社にとって重要なマイルストーンとなります。今後、当社を応援してくださる投資家層がより多様化し、企業価値がさらに向上することを期待しています」
設立から約10年でプライム市場へ上場
Appierは2012年に台湾(台北)で設立された、AIを使ってビジネスの意思決定をサポートするSaaS企業である。
創業当初は4LDKの自宅兼事務所から始まり、現在ではアジア太平洋地域、米国、欧州と世界に17拠点を置き、1000社以上がデジタルマーケティングにおいてAIによるDXに着手し、日々約300億件の予測を処理している。
Appierは創業からの10年間、「AIをもっとシンプルに ソフトウェアはよりスマートに」をビジョンに掲げ、データ主導のソリューションが、企業の経営判断に正確性、自動化、そして先見性をもたらす未来を想像し続けている。幅広い業界においての成功事例を持っており、2022年第3四半期では売上高、利益率において過去最高を更新するなど、まさに勢いに乗っている企業だと言えるだろう。
そんなAppier Groupが今回の東証プライム市場へ上場することは、より一層の急成長に繋がることが考えられる。そして、今後より多くの企業が、Appier Groupが提供するソリューションを利用してビジネスを拡大させていくことになるはずだ。プライム市場上場後にAppier Groupがどう成長し進化するのか、その動向に期待が寄せられるだろう。