STRACT、「カゴ落ち」低減を支援する【PLUG】に関する特許取得

ECのミカタ編集部

株式会社STRACT(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:伊藤輝、以下「STRACT」または「同社」)は、「ブラウザ拡張機能による、ユーザー行動に基づいたプッシュ通知やポップアップ表示の仕組み」について、特許を取得したことを公表した。

最適なタイミングで有益な情報を届ける

ブラウザ拡張機能『PLUG(プラグ)』を提供するSTRACTは、「ブラウザ拡張機能による、ユーザー行動に基づいたプッシュ通知やポップアップ表示の仕組み」について、特許を取得したことを公表した。STRACTはこの特許を活用し、ブラウザ利用中のユーザーに好適なタイミングで有益な情報を届けるという。

『PLUG(ブラグ)』は、オンラインショッピング時におけるクーポン・キャッシュバック検索、最安値検索が可能な、iOS Safariのブラウザ拡張機能だ。ユーザーは、アプリをインストールし拡張機能を入れることで、「お得」にオンラインショッピングができるとしている。

PLUGの概要

PLUGの概要

STRACTは、先述のようにオンラインショッピング時におけるクーポンやキャッシュバック検索、最安値検索といった、人々の「お得に買うための面倒な作業」を自動化し解決する、iOS Safariのブラウザ拡張機能『PLUG(プラグ)』を提供している。ユーザーはPLUGのアプリを入れておくだけで、対象サイトを訪問した際にPLUGが自動でクーポン等を発見し、通知を受け取ることができる。

2022年3月のリリース以降、順調にユーザー数を伸ばし、直近ではGMV前月比170%、ユーザー数前月比140%を達成、現在毎日約5万人のユーザーが利用しているとのことだ。

「カゴ落ち」低減を支援

「カゴ落ち」低減を支援

同社は、提携するEC事業者においては、PLUGが適切なタイミングでのクーポンやキャッシュバック等を表示することで、販売促進・売上向上につながる支援を行ってきた。その上で、EC事業者の大きな課題となっているのが、決済・申し込みに至らずサイトから離脱してしまう「カゴ落ち」であり、この課題解決に向けて施策を企図してきたという。

世界の平均カゴ落ち率は約70%と言われている。同社は、今回の特許の取得によって、離脱したユーザーに好適なタイミングと有益な情報をもってサイトへの再訪を促すことが可能となり、EC事業者の「カゴ落ち」改善施策として活用することができるとしている。また今後については、拡張機能を用いてユーザーの購買体験を最適化する機能の開発に注力するとしており、これからのさらなる進化にも注目と言えそうだ。

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