LINE活用マーケツール『Wincle』EC機能がアップデート

ECのミカタ編集部

株式会社Otele(大阪市北区天神橋3丁目6-5-10F、代表取締役 植田大輝、以下「Otele」または「同社」)は、LINE公式アカウントで利用できるシステム「Wincle」のEC機能をアップデートしたことを公表した。

幅広い業種でLINE上でのEC展開が可能に

Oteleは2022年12月22日、LINE公式アカウントで利用できるシステム「Wincle」(ウィンクル)」のEC機能をアップデートしたことを公表した。同社はこのアップデートによって「あらゆる業種でECサイトによる物販事業を開始することを可能にした」としている。

「Wincle」は、幅広い業種のEC事業(物販)に対応し、その他にも予約、マーケティング等をLINE上で自動化、効率化することができるクラウドシステムだ。さらに顧客にLINE公式アカウントに登録してもらうことで、新着情報や商品の告知、セール情報などがダイレクトに届けられる。なお同社によれば、開封率も他のサイトのDMに比べ格段に高くなっているという。

WincleのEC機能概要

WincleのEC機能概要

同社がめとめるWincleのEC機能概要は、次の通りだ。

◆販売手数料が「無料」

「Wincle」では、販売金額に応じた販売手数料を設定していない。月額利用料のみで利用できる。ショッピングモール出店時などのランニングコストや人件費などの削減に役立つ。

◆オンライン決済(LINE PAY、クレジットカード)

オンライン決済にも対応済みで、LINE PAY決済、クレジットカード決済に対応している。※オンライン決済には決済会社の手数料が発生する。

◆発送連絡、受取連絡

商品を発送した時に、ボタン1つで発送連絡をLINE送信することができる。また、顧客が商品を受け取った時には、受取連絡機能で商品の受け取りも確認できる。

◆在庫管理

在庫管理はひとつの商品だけでなく、衣類のような複数種類ある商品まで在庫管理に対応している。また一度に購入できる商品数の上限設定に加えて、商品ごとにセール価格を期間限定で設定することもできる。

顧客と距離の近いビジネスツール

顧客と距離の近いビジネスツール

公表に際して同社では次のように述べている。

「新型コロナウイルス感染症拡大以降、非対面型のビジネスが広まる中でEC事業を始める事業者が増加し続けた結果、ネットショップは飽和状態となりつつあります。競合に負けないためには、潜在顧客層に対して『いつでも、より便利に簡単に商品を購入できる』という利便性の印象付けが大切です。SEO対策を施さない場合、WEB上の検索では、自社の情報がヒットする確率は下がり続けることが多くあります。

一方、日常的なユーザーが多い『LINE』の公式アカウント上の『Wincle EC事業(物販)』では、ダイレクトにお客様との接点が生まれ、商品情報や購入までのフローを可視化させることができます。このように、LINE公式アカウント『Wincle EC事業(物販)』は、お客様との距離感の近いビジネスツールであり、既存・潜在顧客層ともに確実かつタイムリーに囲い込みが可能となります。今般弊社では、多種多様な商品やサービスに対応し、事業者のみなさまの売上アップに繋がるようにEC機能をアップデートいたしました」

日本をはじめ、アジアを中心に世界で絶大なユーザー数を誇るLINE。もはやひとつのアプリケーションの枠をはるかに超えて、コミュニケーション・プラットフォームとしての地位を築き、人々の生活を支えている。

欠かすことのできないオンライン・コミュニケーション・インフラであることはもちろん、LINEは、そこでEC展開をする上でも魅力的な基盤ともなっている。コミュニケーションツールであるがゆえに、一部CRMとしての機能を持たせることもスムーズだ。

こうしたLINE上での展開を支援するマーケティングツール「Wincle」がEC機能をアップデートしたことで、EC販売だけでなく、顧客とのロイヤリティ醸成の面でも、さらに威力を発揮することになりそうだ。

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