丸井グループのエポスカードが【あと払い by EPOS】の提供開始

ECのミカタ編集部

株式会社エポスカード(本社:東京都中野区、代表取締役社長:斎藤義則、以下「エポスカード」または「同社」)は、新たな決済サービスとして、「Buy Now Pay Later」による「あと払い by EPOS」の提供を開始した。

スマートフォン完結型サービス

丸井グループのクレジット事業会社であるエポスカードは、新たな決済サービスとして、後払い式の決済手段である「Buy Now Pay Later(以下、「BNPL」)」による「あと払い by EPOS」を12月1日(木)より提供を開始した。

新サービスは、携帯電話番号と生年月日で決済し、スマートフォンに表示されるバーコードをコンビニで提示することで支払いが完了する「スマートフォン完結型」サービスとなる。

将来の会員化につなげるゲートウェイにも

将来の会員化につなげるゲートウェイにも

今回、新たに提供する「あと払い by EPOS」は、エポスカード会員でない人、既存のエポスカード会員双方で使えるサービスとなっている。エポスカード会員でない人に向けては、将来の会員化につなげるゲートウェイとしての役割を担う。

また、既存のエポスカード会員に向けては、新たな決済手段の選択肢を提供することで、ECサイトでの決済の利便性を向上するとのことだ。さらに今後については、「あと払い by EPOS」利用者(成年の非会員)へのエポスカード発行やエポスポイントの付与など、順次新たなサービスを追加予定だとしている。

ファイナンシャル・インクルージョンの実現をめざす

BNPLとは「今買って、後で支払う」を意味し、クレジットカード機能を補完する決済方法として、海外で利用が拡大している。日本国内でも「後払い決済」などと呼ばれ、ECサイトを中心に特に若年層での利用が増加傾向にある。日本国内の市場規模は現在約1兆円で、今後も拡大が予想されている。

同社の「あと払い by EPOS」も、まさにこうした情勢を踏まえたものと見ることができる。同社は、新サービスを通じて、収入や世代を問わず、すべての人が必要な時に必要なサービスを受けることができる「ファイナンシャル・インクルージョン」の実現をめざすとしており、ECでも浸透が進んでいる後払い決済において新たな風を吹き込むことになりそうだ。

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