「迷惑メールスコアリング」 API連携機能の提供を開始

ECのミカタ編集部

メールの健全性モニタリングサービス「迷惑メールスコアリング」が診断結果やレポートを取得できるAPI連携機能の提供を開始

株式会社リンク (以下:リンク) は、メールの健全性を診断するサービス「迷惑メールスコアリング」においてAPI連携機能の提供を開始したことを公表した。

メールトラブルをサポートする

提供が開始されるAPI連携機能の想定利用シーンは、以下の通りとなっている。

◆顧客システム

MAツールやCRMシステム、ECカートシステムなど、メール送信機能を備えたシステム

◆課題

メールの送信機能を提供しているが、顧客から「システムから送信するメールが宛先に届かない」と苦情を受けることがある。メールが宛先に届いているか、設定や内容に問題がないかといったところまで監視できておらず、顧客からのクレームで問題が発覚するため、顧客満足度に影響が出ている。また、メールが届かない原因の解明や顧客対応に苦慮している。

◆利用方法

▷システム上で顧客が送信するメールを、迷惑メールスコアリングにテスト送信。

▷診断結果をAPIで取得。

▷システム上にレポートをカスタマイズして表示し、顧客自身がメールに問題がないことを確認できるようにする。あるいは、診断結果を社内のデータベースに蓄積しておき、異常が発生した際の顧客サポートに活用する。

API機能の詳細

◆API認証管理

▷APIトークンの発行および削除が可能(※管理画面での操作)。

◆アカウント管理

▷診断結果を保管するアカウント情報の取得・追加・更新・削除が可能。

◆診断結果の取得

▷診断結果を全体およびアカウント単位で取得することが可能。

◆改善アドバイスの取得

▷診断結果に紐づく改善アドバイス結果を取得することが可能。

◆分析レポートの取得

▷レポートデータを全体およびアカウント単位で取得することが可能。

◆通知管理

▷アカウントに紐づく通知設定の取得・追加・更新・削除が可能。

◆Webhook

▷診断結果が作成され次第、自動的に顧客指定のAPIに対してデータ送信することが可能。またWebhook設定の取得・追加・更新・削除・テスト実行が可能である。

また今回のAPI機能公開に併せ、PARTNERプランを提供開始。APIはPARTNERプランでのみ利用可能である。

◆「迷惑メールスコアリング」プラン表

※「△」は有償オプション
※ 診断結果保管数は、1アカウントあたりの保管上限数

※ 改善アドバイス [サポートなし]は、検出された問題点について、対応策・アドバイスを管理画面から確認
※ 改善アドバイス [サポートあり]は、アドバイスの内容について、ベアメール専属サポートチームが解説・改善の支援

サービス品質や付加価値の向上に活用

迷惑メールスコアリングは、「ベアメール メールリレーサービス」で培ってきたメール配信のノウハウとAI技術を組み合わせ、「迷惑メールに判定される可能性」が確認できるサービスだ。顧客はテストメールを送信するだけで多角的な診断を受けることができ、迷惑メールと判定される要因となる問題点や、その改善策を把握することが可能となる。診断を習慣化、自動化することで、送信メールの問題点及び健全性を常にモニタリングすることができる。

APIを利用することにより、管理画面にログインせずにAPI経由で診断結果やレポートを取得することが可能となる。連携しやすいJSON形式で提供するため、さまざまな形で顧客の提供するシステムのサービス品質や付加価値の向上に活用することができるだろう。例えば、メール送信機能を備えたサービスを顧客に提供している場合、APIで連携することで迷惑メールスコアリングの診断機能を自社サービスの一機能のように提供することも可能だ。

ベアメールは今後も「重要なメールが顧客に届かない」という課題を解決するため、さまざまな機能の追加、強化をしていくほか、きめ細やかなサポートにより企業を支援していくとしている。メールの送受信は業務を行う上で必須と言える作業となるため、今後の支援内容にも期待が集まるだろう。

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