ジグザグ、WorldShopping BIZのセキュア・ペイメントが1億3300万円相当の不正決済を防止

ECのミカタ編集部

株式会社ジグザグ(本社:東京都渋谷区、代表取締役:仲里一義、以下「ジグザグ」または「同社」)は、同社の「WorldShopping BIZ」において、EC事業者の海外不正決済被害を防止する「セキュア・ペイメント」を提供し、これまでの不正決済の発生数が【累計8042件】に到達し、そのすべてを排除したことを公表した。

3714件の不正決済を検知して未然に防止

ウェブインバウンド・越境EC支援を行うジグザグは、越境EC支援サービス「WorldShopping BIZ」において、EC事業者の海外不正決済被害を防止する「セキュア・ペイメント」を2018年から提供し、これまでの不正決済の発生数が【累計8042件】に到達し、そのすべてを排除したことを公表した。

また直近2022年1~12月末までの不正決済の発生を調べたところ、過去最高の【3714件(1億3300万円相当)】の海外不正決済と思しきアクセスを検知しこれを未然に防止したとしている。

不正決済防止機能「セキュア・ペイメント」概要

日本語のECサイトにJavaScriptタグを1行追加するだけで228の国と地域に向けて、海外販売対応を可能にする「WorldShopping BIZ(ワールドショッピングビズ)」は、海外販売展開を企図する国内EC事業者に対して、多言語対応・海外決済・海外配送をサポートすることで、最短1日で国内ECサイトの越境EC対応化を可能にするサービスを提供している。

付帯機能として提供を行う「セキュア・ペイメント」は、海外からのアクセスをすべてWorldShopping BIZ経由のカート注文によって受け付けることで、(EC事業者のカートに対して)海外からの不正注文を排除することが可能になる。

不正決済リスク・売上機会損失を回避

公表に際して同社では次のように述べている。

「昨今の新型コロナウイルスの感染症拡大の対策として、外出自粛の呼びかけ及びEC利用が推奨された結果、世界的に物販系分野の大幅な市場規模拡大につながりました。その一方で国内外を問わず、クレジット決済における不正決済のリスクも露見しています。クレジットカードが不正利用される原因には、カード所持者によるもの、事業者による情報漏洩などさまざまです。越境EC支援事業を提供するジグザグでは、直近2022年1~12月末までの不正決済の発生を調べたところ、過去最高の3714件(1億3300万円相当)の海外不正決済と思しきアクセスを検知しこれを未然に防止しました。

国内外で不正決済に対するリスク判定サービスは存在しますが、リスク判定スコアリング情報の提供を主としており、最終的な決済の承認可否の判定はEC事業者側に委ねられています。しかし、EC事業者が注文の一件一件をリスク判定するには、膨大な時間・工数を割かなければなりません。また、リスク回避のために非承認とした取引が『実は安全な決済だった』など、売り上げの機会損失もありました。WorldShoppingの『セキュア・ペイメント』では、これらの手間をかけることなく不正決済リスク、および売り上げの機会損失を回避することができます」

同社も述べているように越境EC市場が急速に拡大する中で、クレジットカードなどを悪用した不正決済も後を絶たない状況が続いている。ECビジネスを展開する上で、こうした決済手段を利用することは避けては通れないが、同社のソリューションは、不正検知とその防止において、数字の上でも確かな実績を示したと言えそうだ。

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