博報堂上海が「京東数坊」の公式ISV資格取得、対中国EC展開をサポート
上海博報堂(本社:中国・上海市、社長:平野勝一)は、中国の京東傘下「京東数坊」のオフィシャルISV資格を取得したことを公表した。
中国第2位のECプラットフォーム「京東」
博報堂グループの上海博報堂は、中国の大規模ECサイト京東(ジンドン)傘下のビッグデータプラットフォーム「京東数坊」のオフィシャルISV資格を取得したことを公表した。京東は、ユーザー数が約5.88億人(2022年11月現在)となる中国で第2位のECプラットフォームとなっている。
家電やパソコン、その周辺機器のアイテム数が多いことが特徴だったが、近年では美容関連などにも力を入れ、幅広くカテゴリーを拡大させており、中国市場の多くのブランドが京東でビジネスを展開している。
京東におけるビジネス全体をサポート
同社は、京東数坊について、京東内の消費者行動ビッグデータを基に、ブランドの最適なアクティベーションやマーケティング効果の検証といった包括的マーケティングサービスをワンストップで機能させるものだとしている。
上海博報堂は今回、京東数坊のオフィシャルISVを取得したことにより、同プラットフォームを活用することができ、京東のデータ分析、市場分析、競合分析、ブランド戦略策定、商品戦略策定、ターゲット洞察、精緻化配信、広告投下効果分析など、クライアント企業の京東におけるビジネス全体をサポートするとのことだ。
データから消費者ニーズを予測
また上海博報堂は、同社には京東ブランドの京牌マーケティング認証を取得した複数のデータアナリストがおり、データから消費者ニーズを予測し、最適なコミュニケーション施策などを提案。京東上での売上げ向上などを全面的にサポートするとしている。
博報堂グループは、最新の生活者データを活用しながら、フルファネルでクライアント企業のマーケティングDXを支援し、その提供価値を最大化すると述べており、中国展開を企図するECをはじめとした幅広い日本企業のビジネスを後押しすることになりそうだ。