サンドラッグが「Criteoリテールメディア」を導入

ECのミカタ編集部

Criteo(クリテオ、本社:フランス、日本代表取締役:グレース・フロム、以下「Criteo」または「同社」)は、株式会社サンドラッグ(本社:東京都府中市、代表取締役社長 CEO:貞方宏司、以下「サンドラッグ」)が運営する公式通販サイト「サンドラッグ Online Store」への「Criteoリテールメディア・ソリューション」導入について公表した。

最適なオンラインショッピング体験を提供

コマースメディアを展開するCriteoは、サンドラッグが運営する公式通販サイト「サンドラッグ Online Store」(以下「サンドラッグ Online Store」)への「Criteoリテールメディア・ソリューション」導入について公表した。

同社は、これによりサンドラッグならびにサンドラッグの公式通販サイトを通じて製品を販売するブランドや企業は、ファーストパーティ・データを活用し、買い物客の興味関心に合った関連性に優れた広告についてリテールメディアを通じて配信することが可能になるとしている。さらに、最適なオンラインショッピング体験を提供し、エンゲージメントの機会を拡大することで、買い物客を効果的に獲得できると述べている。

ドラッグストア業界においても多くの導入実績

ドラッグストア業界においても多くの導入実績

公表に際して株式会社サンドラッグ執行役員EC事業部事業長である田丸知加氏は次のように述べている。

「サンドラッグは2023年3月に自社通販サイトを刷新し、リアルとネットを統合する、新しいコマースを立ち上げました。リテールメディアは定義が難しく、単に広告を配信するツールという見方もありますが、リアルとネットを統合したサンドラッグのコマースとCriteo様のリテールメディアの相乗効果で、広告主様とお客様双方のニーズを深く理解することでサンドラッグがより進化し、お客様にさらなる魅力的な体験を提供できることと信じています」

Criteo北アジア地域最高責任者兼日本代表取締役であるグレース・フロム(Grace Fromm)氏は、次のように述べている。

「今回、国内有数の企業であるサンドラッグ社にCriteoのリテールメディアを採用していただけたことを心から光栄に思います。当社のソリューションは、米国大手薬局チェーンなど、ドラッグストア業界においても多くの導入実績があり、Criteo AIエンジンによる分析精度の高さをはじめ、優れた技術力を強みとしています。今後もCriteoは、小売業者およびブランドや企業の収益機会の拡大、そして消費者のオンラインショッピング体験の向上に尽力してまいります」

加熱するドラッグストア市場での活路を切り拓く

デジタル技術の発達や処方薬に関する法規制緩和に伴い、ドラッグストア業界におけるオンライン化の取り組みは加速している。こうした流れをうけてドラッグストア各社は、消費財を販売する活路として自社ECプラットフォームのデジタル化に注力してきた。さらに、リテールメディア広告市場は2022年で135億円、2026年には約6倍の805億円規模に拡大すると予測されており、新興企業や業界外からのプレーヤーの参入が相次いでいる。

その上で「Criteoリテールメディア」は、小売事業者のファーストパーティ・データをCriteoのAIエンジンが分析することで、より購買意欲の高いユーザーとそのユーザーにとって興味関心の高い最適な製品をリアルタイムで特定し、パーソナライズされたリテールメディア広告の配信を可能にするものとなっている。Criteoのソリューションは、効果的なエンゲージメントの機会が提供され、小売業者とブランド広告主の収益の拡大に貢献し、「認知」から「獲得」までフルファネルでのリテールメディア広告キャンペーンが展開できる。

一気通貫でキャンペーンを一元で管理し、成果を可視化するレポーティング機能も備えており、同社のドラッグストア業界における多くの導入実績も評価され、今回の採用に至ったものと見られる。一部、スーパーマーケットやコンビニエンスストアとの競争も激化しているとも言われるドラッグストア業界を取り巻く状況だが、同社のソリューションを通してECとリアルを統合した施策が加速することになりそうだ。


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