AnyMind GroupがUPSと連携、越境EC配送支援を強化

ECのミカタ編集部

AnyMind Group株式会社(読み:エニーマインドグループ、代表取締役CEO:十河宏輔、以下「AnyMind Group」または「同社」)は、UPSと連携して日本企業向け越境配送支援サービスを強化することを公表した。

UPSでの登録から集荷依頼までをワンストップで

AnyMind Groupは、世界最大級の海外発送・物流サービス事業者であるUPS(ユーピーエス)と連携し、同社の物流管理プラットフォーム「AnyLogi」を活用した日本企業向け越境配送支援サービスを強化することを公表した。

今回の取り組みでは、世界最大級の海外発送・物流サービス事業者であるUPSと協力し、AnyLogiを通じてUPSが提供するサービスのアカウント登録から集荷依頼までの一連のプロセスをワンストップで行うことができるようになるという。また割引料金が適用されるため、競争力のある価格で商品を発送できるようになるとしている。

◆提供サービスの特徴

・AnyLogi上でUPSのアカウント登録、送り状及びインボイス発行、集荷依頼をワンストップで行うことが可能

・割引料金(*)が適用されることにより、競争力のある価格での商品の配送が可能

*割引料金には燃料サーチャージやその他の配送関連手数料が含まれる。

信頼できる越境配送サービスを手頃な料金で提供

信頼できる越境配送サービスを手頃な料金で提供

UPS, Global Vice-President of Marketing Dana Nino氏のコメント

「Eコマースは、アジアの中小企業にとって、世界中のユーザーと接触し、ビジネスを成長させるための重要なチャネルとなっています。AnyLogiを利用する加盟店は、UPSの信頼性の高い配送サービスを、手頃な料金で利用できるようになります。UPSの配送およびサービス品質へのコミットメントにより、世界のEC市場で、より高い競争力を持つことができるようになります」

越境EC市場は急速に拡大しており、2026年には4兆8200億USドル(令和3年度電子商取引に関する市場調査報告書)まで成長すると予測されている。しかし、越境での商品配送オペレーションを行っていくためには、各国・地域ごとの法規制や関税、複雑な手続き、配送リードタイム、物流費用など、解決すべきさまざまな課題が発生する。

そのため、越境ECの物流業務においては、多機能の配送システムと高品質な配送サービスを提供できる物流業者を利用することが必要だ。そこで今回、同社は、自社の持つ越境ECに関する豊富な支援実績とデータ活用における強みとUPSのグローバルな物流ネットワークを掛け合わせた取り組みの可能性の模索を開始したのだ。

今回の越境配送における取り組みでは、明快かつ特別な価格で物流サービスを提供し、日本企業を支援するとしており、コロナ禍を経てさらに熱度を帯びる越境EC市場のニーズに対応した同社の支援策がさらに深化することになりそうだ。


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