TēPsに新機能が追加、Amazonのセラーセントラルから「注文レポート」を自動で取得可能に

ECのミカタ編集部

Amazon のセラーセントラルから「注文レポート」を自動で取得。EC 特化ノーコードツール TēPs(テープス)の新機能

テープス株式会社(以下:テープス)は、ECに特化したノーコードツール「TēPs」において、Amazonの販売事業者が利用する出品管理画面「セラーセントラル」から「注文レポート」を取得する機能を新たに追加した。

AMTUの一部機能をリプレイス可能に

TēPsはECモールやEC事業で使われるさまざまなツールをつなぎ、自社の業務を自動化できるECに特化したノーコードツールである。

今回、「注文レポート」をCSVおよびTSV形式で取得する機能が追加されたことで、「Amazon Merchant Transport Utility(以下:AMTU)」で提供されている「注文レポート」のダウンロード機能をTēPsでリプレイスできるようになった。

TēPsでは取得した「注文レポート」ファイルを、任意のFTP(FTPS)サーバーやDropboxへ自動でアップロード可能である。これによって、基幹システムやクラウドサービスへの自動連携が実現することとなった。

注文レポートの自動取得ニーズに応える

今回の機能提供にあたって、テープスは以下のようにコメントしている。

「Amazonのセラーセントラルの『注文レポート』には、注文IDや購入された商品とその価格、支払方法など、各注文の詳細情報が記載されています。そのため、『注文レポート』を基幹システムや受注管理ツールに取り込み、受注処理をしている販売事業者様も少なくありません。そのような事業者様の場合、新たな注文をいち早く受注処理システムに取り込むため、15分おきなどの短い間隔で『注文レポート』を自動取得したいというニーズがあります。本年8月31日に予定されているAmazonの販売事業者様向けのWebサービスAPI『マーケットプレイスWebサービス(MWS)』の終了により、AMTUで『注文レポート』を自動ダウンロードできなくなることから、このたびの機能開発にいたりました」

TēPsは、APIを介してECモール、受注管理システム、Googleスプレッドシートやチャットツールなど、日々の業務で利用するさまざまなサービスや機能を自由に組み合わせ、プログラミングの知識や経験がなくても、自社独自の業務を自動化するツールをつくることが可能である。顧客ニーズに応じてアップデートを続けるTēPsは、今回の新機能によってより利便性が高くなったといえるだろう。


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